笠原登板回避のピンチ救った　ビシ逆転６号＆又吉快投１勝

☆…本紙が「竜投総力」の見出しで厳しい先発ローテを報じた２７日、阪神戦の開始前から不穏な空気が漂いました。大型連休中に２度先発してくれるはずだった笠原が体調不良で登板回避。代わりにマウンドに上がった佐藤が、いきなり初回に３点を失います。

☆…しかも阪神先発の西に３回までパーフェクトに抑えられ、編集局内では「平成最後のノーノー（ノーヒットノーラン）は勘弁してくれ」と悲痛な声まで…。しかし４回、大島タイムリーの後、ビシエドに３ランが飛び出し、一気に逆転。広島３連戦で再三好機を潰した主砲に復活の兆しです。

☆…緊急先発の大役を担った佐藤は責められません。窮地を救った投のヒーローは、２番手で３イニングを完璧に抑えた又吉です。本人は「疲れを感じない不思議な感覚」だった、と振り返ります。１２連戦スタートをなんとかしのいだドラゴンズ。勢いに乗っていけそうです。（真）