2019年4月14日で、移住してから丸3年となりましたヽ(^o^)丿
この記事は、書こうかどうしようかすごく悩んだものです。
沈黙は金ともいう・・・
でも、【田舎移住の人間関係】に今現在悩む人や、これから移住するにあたり不安がある人にとっては、参考になる話なのではないかとは思うんです。
リアルな体験談こそ、やっぱり伝える必要がある。
というわけで、恨みつらみを書きたいわけではないので、サラっと書きます!
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そもそも東京生まれで東京育ちの自分。
よくマスメディアで言われる「田舎は人間関係が濃い」とかいうの、実感がわかないまま、高知にやってきました。
「とりあえず、誰とでもうまくやろう」
という決意!(雑!)
で、移住1年目から、大量の人々と交流がありました。
高知県はわりとおおらかで、優しい人が多いので、思ったほど困ることはなかったのですが、あるときから、「都合よく他人を利用しようとするタイプ」の人が気になるようになりました。
そうですね、
搾取系
とでも言いましょうか。
田舎における搾取系の人は
「田舎は助け合いだから~」
「この地域の慣習だから~」
などといって、他人に無償労働をさせたり、自分の親族や関係者からモノを買わせようとしたりします。
これだけ聞くと、「なんじゃそりゃ、無視したらいいやん」と思うかもしれません。
でもこれ難しいのは、確かに田舎には「助け合い」や「その地域の慣習」があって、公私の区別がつけづらい、という点があるのです。
公的な「助け合い」や「慣習」には、
- 地域合同の草刈りやゴミ拾い
- お祭りの手伝い
- 田植えや稲刈りの際に、相互に労働力を提供
なんかがありますね。これはもちろん搾取ではありません。
でも、なんかいかにもそういう流れであるかのように
「週末、うちの店番してくれる?ほら~田舎は助け合いだから」
みたいな無償労働を要求してくる人がいる!
そんなん、断ればいいじゃん。て思いますか?うん、思いますよね。
でもこれがまた移住者症候群と言いますか。
「田舎ってこういうものなのかな」
「慣習なのかな」
とムリに良いほうへ解釈しようとしちゃうんですよね。
わたしもそうやって自分をだましだましして無償労働しているのですが、やっぱり回を重ねてくると、
「ふつうにバイト雇わんかい!」
とココロの声が叫ぶわけです。
だって~、無料で頼むわりには、やらせる仕事量が多すぎなんだよ。
週末は忙しくって大変なんだ~っていうけど、わたしが来る前は高知県に週末はなかったんでしょうか~。
でも、わたしのココロが叫びはじめると同時くらいに、無償労働の依頼は来なくなりました。
このあたりも、搾取系の人たちは、読みが鋭いと思う。
こいつそろそろ気づいてるヤバイと思ったら、やめるわけです。
そのリスク回避能力、ぜひ他で発揮してほしい。もったいないから。
誤解のないようにいうと、「田舎に行ったら搾取されるんだ」ということではありません。
ただ、人間関係において、自分の心が危険信号を出しているときに、都会とか田舎とかいう精神的バイアスに負けず、どう対応すべきか、ということを伝えたいのです。
結局、わたしが想うに、どんなときでも、どんな場所でも、どんな相手でも、合わない人に対して取るべき態度は同じだなと思います。
静かに、距離をおく。
郷に入れば郷に従え、という言葉は、ある意味正しいんですけど、それに縛られて非常識な人に屈することはないです。たとえ相手がどんなに有力者であっても。
あと、すごく大事なのは、他の人はほとんど善い人であり、あなたには敵より味方が多い、ということを忘れないこと。
白いシャツにシミがひとつあると、そこばっかり気になり過ぎてしまうけれど、99.9%は真っ白ですよね。
シミは取れにくいかもしれないけど、思ってるほど大きな問題ではないんです。
わたしも結果的に、ひとりやふたりと没交渉になっても、どうということはありませんでした。
まとめると、
「田舎の人間関係で悩んだら、自分を信じろ、サイレント&カインド・マジョリティ(多くの無言な善人)のほうを見ろ」
ということでした!
ただ自分のほうにも反省点はあります。
誰とでも仲良くしておいたほうがいいのかな、という薄っぺらい打算があったから、搾取系に付け入るスキを与えたのではないかと。
これはしっかり反省しておきたいところです。
もう、好きな人としか仲良くしないぞ(当たり前だけど)。
実をいうと、移住後1年が過ぎると、こうした人間関係の悩みはすぐなくなりはしないまでも、どんどん減っていきました。
やはり季節が一巡すると色んなことが見えてくるし、余裕が生まれ、強くなります。
搾取系は、弱い人からしか搾取できないのです。
だから、移住するとしたら、最初の1年はなんとか頑張ってほしいですよね・・・
1年経っても苦しいようなら、そこはアナタに合わない場所なのかもしれないので、思い切って離れるというのもありですよね。
というわけで、この件は【平成】に置いていき、わたしの脳内からも削除しようかと思います。
新しい時代をさわやかに迎えたいと思っています!