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2019-04-27

糸井重里が毎日書くエッセイのようなもの今日のダーリン

・「ほぼ日」の連休企画に、
 「メールするからメールしてね」
 というものがあります。

 ある宛先になんでもいいからメールをすると、
 かならず返事のメールが返ってくる。
 と、それだけのものです。
 2007年から、ずっとやっています。
 このメールの返信というものは、
 「ほぼ日」の乗組員一同が、あらかじめ
 ひとり何通ずつと手分けして書き溜めておくものです。
 ということはつまり、それを書かなきゃいけないのです。
 書くことが本職の人も、そうでない人も、
 けっこうな分量のメールをつくります。
 おもしろいものもあれば、そうでもないものもあります。
 興が乗って心のこもってしまった名作もありますし、
 これはなんだか投げやりだなとバレてしまうものも、
 小学生の宿題みたいなものだって混じります。
 名作傑作を約束できません、というようなところが、
 なんというかリアルなところです。
 でも、何通かメールを出して何通か返信をもらうと、
 ちょっとよかったなという気分には、
 ほぼ必ずなれるような気がします。
 それは、ぼく自身が毎年ひとりの読者として、
 メールをしてメールをもらっていての感想です。
 それでも、もう何年もこの企画を労働集約的に
 分業で続けているわけですから、
 乗組員諸君大丈夫かいなという心配もあります。
 でも、今年もやると決めたわけですし、
 毎年、おもしろかったという感想も
 いくらかはいただいておりますので、
 やると言ったらやるんです。

 ぼくも、この企画に参加していますが、
 例年は、だいたい4通くらいのメールを書いていました。
 毎日「今日のダーリン」を送っているので、
 あんまり無理しなくていいと、
 甘えさせてもらっていたわけです。
 でも、今年は、なんの気の迷いか10通書きました。 
 ふだん、書こうとして遠慮していたテーマがあったので。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
みなさん、よい連休を。ぼくは毎日、この原稿を送ります。


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