【ドラニュース】竜投12連戦、阿知羅29日先発 総力結集、2軍から抜てきも2019年4月27日 紙面から
総動員で正念場を乗り切る。中日は27日の阪神戦(ナゴヤドーム)から12連戦に突入する。現在は5人で回している先発陣も拡充が不可欠。阿波野秀幸投手コーチ(54)は26日、2軍を含めた投手陣の総力を結集して臨む考えを示した。 ナゴヤ球場で正午から始まった一部投手による練習に新顔はいなかった。現在、1軍にいる笠原、柳、大野雄、山井、ロメロの5人だけでは回らない12連戦。しかもそのすべてが雨天中止のないドーム球場だ。どうやりくりしていくのか。阿波野投手コーチが考えの一端を明かした。 「1、2軍を含めて、元気な投手を使う。ここで1、2軍合わせた投手陣の力を出したい。こなすだけの12連戦にはしたくない。勝負をかける人もいるだろうし、ここで結果を出せば次につながると思う」 救援陣だけでつなぐ「リリーフデー」を設けるプランもあるだろうが、現時点の構想は2軍からの招集だ。その日はいきなり訪れる。27日の笠原、28日の柳に続き、29日は6年目右腕の阿知羅が有力。開幕直前に1軍を逃した26歳はこの日の2軍練習後、こう意気込みを語った。 「開幕1軍が無理となったときから、この12連戦はかなり意識してきた。結果を出すのが第一なのは1軍でも2軍でも変わらない。先発として合格点がもらえるような投球をしたい」。ここまで2軍戦5試合で0勝1敗、防御率5・91。結果を残せていないが、平成最後の本拠地で勝負をかけることになりそうだ。 チャンスがあるのは阿知羅だけではない。阿波野コーチは「登板間隔を詰める人も出てくるかもしれないけど、好調な人はできるだけ崩したくはない」と強調。開幕から毎週火曜日に登板し、防御率2・60と安定している大野雄は中6日を続けるとみられ、5日のヤクルト戦、6日の広島戦も2軍から抜てきする可能性がある。
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