企業情報
仙台市交通局職員採用情報
職員インタビュー「女性運転手が、仕事への想いと将来の夢を語ってくれました!」
仙台市交通局では、女性バス運転手が活躍中です。
第一線で活躍する女性職員に、バス運転手になったきっかけや、職場環境、将来の目標などについて聞いてみました。
| 阿部 千春 さん(平成29年度採用) 採用区分:嘱託バス運転手 自動車教習所や民間バス会社,美容関連会社への勤務経験をもつ。穏かでマイペースな性格で,男女関係なく同僚の運転手からも慕われている。また二児の母としての一面を持ち,仕事と家庭を両立している「働くママ」。 |
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Q 仙台市交通局のバス運転手になったきっかけを教えてください
自分の生まれ育った町が市バス路線だったので,小さい頃から市バスをよく利用していました。高校生の頃には,市バスの運転手になりたいと思っていましたが,当時は市バス運転手の採用をしておらず,採用の計画もないとのことで諦めていました。一旦運転の仕事を離れていた時に,たまたま交通局の嘱託バス運転手募集のポスターを見て募集を知り,すぐに応募しました。
Q バス運転手という仕事で生かせる「女性」の強みは。
女性だから優しいと思われることが多いように思います。車内アナウンスも聞き取りやすいようで,安心感があるのかもしれません。お客様が安心して乗ってくれる,ゆったりした感じで降りて行かれることが多いように感じるのは,自分が女性だからという部分が大きいのかなと思っています。
さらに,自分はお客様が急いだ感じで降車されていくことが好きではないので,日々の運行においても,お客様への丁寧な声掛けや,カーブを曲がる速度に気を配るなど,バス車内が和やかな雰囲気になるよう,日々心がけています。
他には,女性運転手がまだまだ少ないので,女性だからというだけで,お客様に喜ばれるというものありますね。「こんな時代になったのね。」と,おばあちゃんに拝まれることもあるんですよ(笑)。
Q 仕事と子育ての両立は大変だと思いますが,休暇は取りやすいですか。
休みは事前に申請すれば取れるので,計画的に休みを取ることができます。連休も取れますし,休みが取れなくて苦労したことはないです。休みは取りやすいほうだと思います。
また,自分の場合,子供が体調を崩したときなど急に休みが必要な場合も出てきます。そういう場合でも,営業所には予備の運転手がいますので,突然の休暇申請も対応してもらえ,助かっています。
Q リフレッシュはどのようにしていますか。
休日は家族と過ごします。料理が好きなので,子供と一緒にうどんを粉からこねて作ったり,クレープを焼いて食べたりします。料理は子供と一緒になって楽しめるので,よい気分転換になります。 職場では,同僚や同期が良い人達ばかりなので,営業所に戻れば,仕事上のことで相談にのってもらったり,休憩時間に一緒にランチに行き色々な話をします。バスは様々なお客様が利用されるため,良いことばかりとは限りません。そんなときは,仲間と話すことで,次に向けて気持ちの切り替えができるんです。特に同期の存在はとても大きいですね。
Q 仕事を通してやりがいを感じるのはどんな時ですか。
お客様に褒められるときですね。女性運転手が珍しいというのもあるかもしれませんが,お客様から声をかけられることは多いです。「ありがとう」,「頑張ってね」,「今日も運転良かったよ」など,直接言われ励みになります。小さな女の子からは「運転手さん,女の人だ,かっこいいね!」なんて言われたこともありましたね。
Q 今後の目標を教えてください。
まずは,自分自身がプロの運転手になることが目標です。その後は運転手を育てる立場になり,お客様が,交通手段だから仕方なく乗るバスではなくて,乗りたいから乗るバスという風に市バス全体を変えることが出来たらと思っています。
実は私自身,バスの運転手に「怖い」というイメージを持っていました。実際の運転手は決して怖い人ではなくても,バスの運転中は時間を常に気にしていなければならないし,お客様と1対1でゆっくり話しをする機会もないので,どうしても「怖い」とか「ぶっきらぼう」に見えてしまうのだと思います。このイメージを壊したい,壊せる運転手になりたいと思っています。
Q 最後に応募を迷っている方へ応援メッセージをお願いします。
交通局には,経験や自信が無くてもゼロからバス運転手に飛び込める環境が整っています。研修制度もしっかりしているし,営業所には親切なベテランの先輩たちが沢山います。この世界で何十年も働いているプロの方々が多くのことを教えてくれ,自分の成長を後押ししてくれます。少しでもバスの運転手に興味があれば,まずはやってみませんか!!