日本スケート連盟主催の平成30年度優秀選手および功労者表彰式が25日、東京都内で開かれた。優秀選手で表彰されたフィギュアスケート女子の紀平梨花(16)=関大KFSC=は習得を目指す4回転ジャンプについて、アレクサンドラ・トルソワらロシアのジュニア勢のように安定して決めることを誓った。
「4回転はロシアの方々の(成功)確率がいいので、自分も同じような確率でいけるように、まずは1種類を完成させたい」。ロシア勢はトルソワやアンナ・シェルバコワといった4回転ジャンプを武器にする選手が来季、シニアに転向する可能性が高い。
そのために今月から来月にかけて4回転ジャンプの集中特訓を行う。さらに、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)にも磨きをかけて「来季はグランプリ(GP)ファイナルと世界選手権でいい成績を残したい」。紀平は目をさらなる高みに向けた。 (川越亮太)