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【競馬・ボート・競輪】

[競馬]天皇賞(春) テッコン圧巻登坂12秒3 パワフルに決めた

2019年4月26日 紙面から

 JRAは25日「第159回天皇賞・春」(GI・28日・京都・芝3200メートル)の枠順を発表した。昨年の菊花賞を制したフィエールマンは7枠10番。得意の京都の長丁場でGI2勝目を狙う。同じ菊花賞で2着のエタリオウは2枠2番からGI初制覇を目指す。ダイヤモンドSを勝ったユーキャンスマイルは6枠9番。ただ1頭の木曜追いとなった4枠5番のメイショウテッコンは栗東坂路で今回が初コンビとなる福永が騎乗し、4F53秒0をマーク。あっさり併走馬を抜き去って好調キープを強調した。なお、馬券はウインズ後楽園、新宿、難波、梅田、札幌で26日から金曜発売される。

 前日からの雨で重くなった栗東坂路を、メイショウテッコンが力強いフットワークで駆け上がった。高橋忠師が「一番勝ちたいレースは? と聞かれたら、迷わず天皇賞・春と答えている」と言い切る憧れの勲章取りに、愛馬を万全の状態で送り込む。

 最終追い切りは今回からコンビを組む福永を背に、僚馬モンファロン(4歳1000万)を目標にスタート。併せ馬というよりもペースメーカーのように先行させ、馬体を並べる間もなく抜き去ってフィニッシュ。時計は4F53秒0-38秒3-12秒3をマーク。

 「この中間は在厩で疲れを取ることから始めました。2週続けてジョッキーに乗ってもらいましたが、先週はCW、今週は坂路。先週はしっかり負荷をかけていますし、今日(25日)もシャープな動きだったと言ってもらいました」と、トレーナーは笑顔で話す。

 さらに福永も好感触を口にする。「2週続けて騎乗して、この馬のイメージはつかめました。内容、タイムともに予定通りのいい調整ができました。大きな馬なので自分のリズムで走らせることが大事になってくると思う。チャンスのある馬に騎乗できて、とてもうれしい」

 平成最後のGIとなる伝統の天皇賞・春。高橋忠師は「前走の日経賞はこの馬の一番いい形で勝つことができました。父(高橋成忠元調教師)もいつもお世話になっているメイショウの所有馬、サムソン(2007年)で勝っています。自分も勝って恩返しできればと思っています」と必勝を誓った。 (花岡敦史)

 

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