ついに、復帰への最終段階に突入した。エンゼルスの大谷翔平選手(24)は24日、アナハイムの本拠地エンゼルスタジアムで実戦形式の打撃練習を開始。氏名非公表のマイナー右腕を相手に4打席に立ち、大リーグ公式サイトによれば、右中間への二塁打に加え、2四球と外野へのライナー打球を飛ばした。
今後は最短でも1週間は毎日、同様の打撃練習を行う予定で、10打席をこなす日もあり得るという。地元紙ロサンゼルス・タイムズ(電子版)によれば、オースマス監督は「(指名打者の)復帰までは40打席前後が必要だろう」と語った。
その後は、マイナー戦での調整はせずメジャーのグラウンドに立つ。5月とされる復帰が4月中に前倒しされる可能性について振られた指揮官は「確信はないし、いつになるかは分からない。確かなのは、今月はこれ(実戦形式の打撃練習)を続けることだ」。大谷のスイングを目の当たりにし「いい感じだった。打席に入ったのは去年の9月以来だが、リズムは崩していないようだった」と納得の表情だった。