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【グラニュース】

18歳・菅原、万能DFへ奮闘 グラ敵地で貴重な勝ち点1

2019年4月25日 紙面から

大分-名古屋 後半、大分・オナイウ(右)と競り合う菅原=昭和電工ドーム大分で(浅井慶撮影)

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 C組の名古屋グランパスは後半に退場者が出ながら大分から同点ゴールを奪い2-2で引き分けた。B組の首位仙台は鳥栖と1-1で引き分け勝ち点10として同組2位以内を確保し、プレーオフ進出を一番乗りで決めた。FC東京は柏を下した。D組はG大阪が磐田に4-1で快勝し、勝ち点7で首位浮上。清水-松本は引き分けた。A組では札幌が長崎を6-3で下し首位。

 U-20代表の万能ディフェンダーに名乗りだ。右サイドバック(SB)での出場が続いていた菅原がセンターバック(CB)で今季初先発。5月に開幕するU-20W杯を前に、複数ポジションをこなせる器用さを見せつけた。

 大分戦は、めまぐるしく展開が変わるゲーム。下部組織出身の18歳が真骨頂を見せたのは、1点ビハインドの後半8分。コンビを組んでいた千葉がこの日2度目の警告で退場した後だ。ギアを上げ、2016年のU-23代表FWオナイウらとマッチアップ。体を張った気迫のプレーで追加点を防いだ。

 「10人になっても、僕たちのサッカーは変わらない。カバーするところや戻るところは人一倍戻らなければいけないと覚悟していた」。1人少ないチームは、後半38分にFW赤崎のゴールで同点に。耐えて、耐えて、反撃を呼び込んだ。

 CBはかつて親しんだ。昨季のリーグ前半戦で任されていた。だが、今は違う。昨夏、丸山、中谷が加入した影響で、今季からSBとなった。練習でアピールを続け、相馬の右SB起用があっても、CBのポジションを勝ち取った。

 反省材料もある。前半45分、FKからの失点シーンで大分のMF三平をマークしていたのが菅原。試合後は「前半は本当に良くなかった。追い込まれてから自分のプレーができるようでは、遅い」と振り返った。

 

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