米大リーグは23日、各地で行われ、ドジャースの前田健太投手(31)は敵地シカゴのカブス戦に先発。今季最短の4イニングを、ともに今季ワーストの7安打6失点と乱れ、2敗目(3勝)を喫した。6失点は2017年8月31日のDバックス戦以来、メジャー2年ぶり3度目。試合は2-7で敗戦。ド軍は今季通算15勝10敗となり、この日2連勝したナ西地区2位のダイヤモンドバックスに1・5ゲーム差に詰められた。
瞬殺の惨劇だった。前田は1回、いきなりの乱調。安打に2四球が絡んだ2死満塁から内寄りチェンジアップを左翼線へ運ばれ、走者一掃の二塁打。2回もリゾに高めに浮いた外角ツーシームを左翼席へ2ランを浴び、アウト5つを取るまでに6失点を喫した。
「もったいない内容。四球やミスが多すぎた」。時事電によれば、前田は悔しがった。直球とスライダーが安定せず、最後の軸であるチェンジアップに頼らざるをえなかった。3、4回は完璧に抑えたが、2回までに58球を費やし「細かいところを決め切れなかったので、球数がかさんだ」と語った。
ロバーツ監督は、大リーグ公式サイトによれば「球審のストライクゾーンの不安定さを解決できなかった。投手と打者の両方にとって居心地が悪い試合だった」と前田に同情したが、後を継いだ左腕ウリアスは4奪三振など2イニングを無失点。同サイトは「ウリアスが先発し、前田がリリーフするプランは4月はないが、7月や8月はどうなるか分からない」と報じた。