べっちゃん(旧ELVIS)のキャンプ三昧

■　しばしベンチで寛ぐことに.....　■

重たいリュックを背負って電車に乗ってやってきたので、腹は空くし、のどは渇いているし、
今、河原に入るのは諦めて、ベンチに腰掛けてじっくり休みますか。

ベンチに腰掛けて、喧騒の局地と化している河原を眺めやり、おにぎりを食べ、
冷たいビールをゴクリ、ゴクリ、ゴクリ。

ボーイスカウト、ガールスカウトの団体が国旗を掲揚して、なにやら集結中。
金髪のお姉さんたち、茶髪のお兄さんたち、ワアワアわあわあ、わめきながらバーベキュー。
家族連れの大人数の団体があちこちに散在して、炭火を熾し、焼肉やら、焼き蕎麦やら。

トイレには女子の長蛇の列が並んでいる。

僕はみんなが帰ることを祈りつつ、ビールを飲む。

午後何時ごろだろう？
小降りの雨が、ポツ、ポツ、ポツと。

しめた！

日帰りの連中が店じまいを始めるのをじっと待つ。

次第に雨は大粒に。

河原の開いたスペースに、早速テントを建てる。

建てたテントに雨がつたい流れる。
腹が空いてきた。
腹が空くのが早いのは、久しぶりの運動をしているせいだろうか。

フライパンは持ってきたが、油を忘れてきた。
あちゃああああ、しまったああああ。

辛いウインナーを炒めるだけの簡単な料理をする。
油がなくても全然問題なかった。

おなかも満ち足りて、のども潤って、心にゆとりが出来た。

でも、外は雨。

さっきまでの河原の喧騒は嘘のようになくなり、テントを張って宿泊の準備をしていた

連中だけが河原に残った。

さて、ここで雨が降ってなければ

外で野鳥観察などしに行きたいところだけど、雨じゃあしょうがない。

読書でもしてテントの中でごろごろしますか。

持ってきた文庫本は野田知佑の「日本の川を旅する」。

何度読んでも飽きない。

ちょっと背中が痛いな。

河原の石の上ではやはりマットが必要だ。

今度キャンプするときは、マットを用意しよう。

雨が小降りになり、外に出てみた。

焚き火をしよう。

実はこの焚き火の材料は、コンビニのお弁当などについてくる割り箸。

これを洗って貯めておいたものだ。

明かりはキャンドル・ランタン。

君ちゃんからプレゼントされたものだ。

ありがとう、君ちゃん。

なかなかムードがあっていいね。