前章のインストールが完了すると自動的にEV3用micro SDカードの作成ツールが起動します。
1.2 で用意したmacro SDカードを直接あるいはアダプタ等を介してPCに挿入して[Refresh]ボタンを押した後、micro SDカードのドライブを選択してください。
※長い名前のドライブがある場合には[Refresh]ボタンが隠れている場合が あります。その際にはウィンドウを大きく広げてください。
SD card image.zip はデフォルトで指定されているもので大丈夫です。
JREにはOracleからダウンロードした EV3用Javaをそのまま指定します。
指定が終わったら[Create]ボタンを押してください。必要なファイルがmicro SDカードにコピーされます。以下のメッセージが出たら完了です。
以下のようなディレクトリ構成で、ファイルが保存されているはずです。
$ tree . . ├── boot.scr ├── ejre-7u60-fcs-b19-linux-arm-sflt-headless-07_may_2014.tar.gz ├── lejos │ ├── bin │ │ ├── check.sh │ │ ├── funcs.sh │ │ ├── install.sh │ │ ├── partfuncs.sh │ │ ├── partition.sh │ │ └── spinner.sh │ └── images │ └── lejoslogo.ev3i ├── lejosimage.bz2 ├── rootfs.cpio.gz ├── uImage └── version 3 directories, 13 files $ ls -al 合計 50446 drwxr-xr-x 1 duke None 0 1月 22 09:11 . drwxr-xr-x 1 duke None 0 1月 1 1980 .. -rw-r--r-- 1 duke None 792 1月 22 09:08 boot.scr -rw-r--r-- 1 duke None 33522742 1月 22 09:08 ejre-7u60-fcs-b19-linux-arm-sflt-headless-07_may_2014.tar.gz drwxr-xr-x 1 duke None 0 1月 22 09:08 lejos -rw-r--r-- 1 duke None 6647551 1月 22 09:08 lejosimage.bz2 -rw-r--r-- 1 duke None 9361023 1月 22 09:08 rootfs.cpio.gz -rw-r--r-- 1 duke None 2117844 1月 22 09:08 uImage -rw-r--r-- 1 duke None 11 1月 22 09:08 version
leJOSのインストーラーの最後で、EV3用micro SDカードの作成ツールが自動的に起動する仕様になっていますが、これを途中で中断した場合や新たに作成したい場合があります。
そのような場合は、以下のディレクトリを開いてください。
C:\>cd C:\Program Files\leJOS EV3\bin C:\Program Files\leJOS EV3\bin>dir ドライブ C のボリューム ラベルがありません。 ボリューム シリアル番号は D6EA-F020 です C:\Program Files\leJOS EV3\bin のディレクトリ 2015/01/21 16:39 <DIR> . 2015/01/21 16:39 <DIR> .. 2015/01/09 20:11 2,103 ev3console.bat 2015/01/09 20:11 2,103 ev3control.bat 2015/01/09 20:11 2,101 ev3image.bat 2015/01/09 20:11 2,106 ev3mapcommand.bat 2015/01/09 20:11 2,106 ev3mclcommand.bat 2015/01/09 20:11 2,105 ev3scpupload.bat 2015/01/09 20:11 2,102 ev3sdcard.bat
この中にある以下のファイルを実行してください。
EV3用micro SDカードの作成ツールが起動します。
C:\Program Files\leJOS EV3\bin\ev3sdcard.bat
作成したmicro SDカードをPCから取り出して、EV3に挿入します。
※EV3のmicro SDカードスロットは、一度挿入すると非常に取り出し難い形状なので、事前にテープを巻きつけておくなどして抜きやすくしておくことをお勧めします。できれば、テプラ等を使って、インストールした内容を記載したラベルを作り、これを使用するとよいでしょう。
また、このような工夫をしていても、周囲のパーツやケーブル等が邪魔になり、抜き差しが難しい場合があります。安いものでよいので、ピンセットを携行するとよいでしょう。
EV3の電源を入れるとmicro SDカードからブートします。
初回起動時に、micro SDカード内のパーテーションの再構成、ファイル配置、デフォルト環境設定が自動的に行われます。
10分ほど経った後にEV3から「ブーピーポ」と鳴ったら起動完了です。EV3のLCDには以下のように表示されています。
参考 9分30秒でインストールが完了し、リブートがかかる。 その後、11分13秒で起動完了の音がなる。
Wiki: lejosev3_win_eclipse
Wiki: lejosev3_win_eclipse_section02
Wiki: lejosev3_win_eclipse_section04