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コウノトリ托卵でふ化確認、兵庫 遺伝多様性に成果

 兵庫県立コウノトリの郷公園(豊岡市)は24日、京都府京丹後市の野外でうまれたコウノトリの卵を、別のつがいの卵と交換して育てさせる「托卵」を実施し、ひながふ化したと発表した。親子間などを含め将来の近親婚の確率を少しでも下げ、遺伝的多様性を高めるのが狙いで、同公園として初めて野外のふ化を確認した。

 同公園によると、今月8日に京丹後市で営巣するつがいの卵4個を回収。代わりに血縁関係のないつがいの卵を複数置いた。19日、ひなに餌を食べさせるための吐き出し行動をしていることが分かり、22日に少なくとも1羽のひなが確認できた。順調に育っているとしている。

(共同)

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