コンビニでは売り切れるところもあるほど、という「悪魔のおにぎり」。コンビニ大好きの私ももちろんチェック済み、天かすと青のり、めんつゆ(ご飯を白だしで炊き上げるものもありますね)とシンプルながら三位一体、最強の相性! 神、いや、悪魔の味わいでたしかに止まらなくなる……。ちなみに、天かすとめんつゆのおにぎりは、以前から「たぬきむすび」として食べられてきたもの。そのコクとうま味は文句なしの破壊力です。
今回は、その悪魔のおにぎりを自作&具材追加でバージョンアップ。自分で作れば好きなだけ食べられますよ~。
魚屋三代目の「魚屋さんの悪魔のおにぎり」
【材料】作りやすい分量(おにぎり3個分くらい)
- ごはん 茶碗2杯分くらい(400g前後)
- 天かす(市販品) 大さじ3
- めんつゆ(市販品:3倍濃縮タイプ) 大さじ1
- 青のり 小さじ1
- しらす干し お好みの量
- 小エビ干し(なければ干し桜海老) お好みの量
- 大葉(青しそ) 適量
- おぼろ昆布、かつお節、万能ネギ、炒りごま お好みの量
作り方
1. ボウルなどに入れた温かいご飯に、天かすとめんつゆを加え、
しゃもじで切るように混ぜていきます。
2. ここに青のりを加えると、悪魔のおにぎりに!
今回は、さらにしらす干しと小エビ干しを加えて混ぜうま味をプラスします。
これをラップで包んで、
握ります。
※ご飯に塩(分量外)を少々加えると味が引き締まります。ただし、しらす干しに塩分がありますので味見をしてからお好みで。
3. 器に大葉を敷き、おにぎりを置いたらお好みでかつお節、
おぼろ昆布、
万能ネギと炒りごまをトッピングします。
「おにぎり雑炊」にしてもおいしいですよ!
さあ、もっと“凶悪”なおにぎりができました! 待ちきれなければおにぎりにしないで、混ぜご飯として食べてしまってもあり(笑)。このおにぎりと市販のお吸い物の素をお椀に入れ、お湯を注げば「おにぎり雑炊」の完成。 飲んだあとの小腹対策にもバッチリです。
あ、よく見たら、ご飯に混ぜた材料ってしらす干し以外はほとんどがお好み焼きの材料なんです。というわけで、余ったらお好み焼きも(あるいはお好み焼きの余った材料で)楽しめるので無駄になりませんね~。
しらすの中にちっちゃなイカの子ども! “チリメンモンスター”の話
今回はしらす干しを使ったので、ちょっと小ネタを。しらすやちりめんじゃこの中に、写真のような小さなイカの子どもが入っていること、ありますよね。ちまたではこれをチリメンモンスター、略して“チリモン”と呼ぶらしいです(笑)。イカの他にタコやカニ、エビ、数種類の小魚も混ざっていることがあります。珍しいものだとタツノオトシゴとか……。
昔の方がいろいろと混ざっていましたが、今は漁業者や製造業者のみなさんの努力で少ないみたいです。私が幼い頃、これを見つけて食べるのが楽しみでした。
作った人:魚屋三代目
本名・柳田昇(やなぎたのぼる)。神奈川県厚木市で50年以上続く鮮魚店の三代目。父と魚屋を営むかたわら、旬の魚介の簡単な料理や捌き方をブログ『魚屋三代目日記』にて紹介しています。レシピ本などの書籍やテレビなど幅広く活動。紹介する魚300種以上、切り身から缶詰までプロならではのウマイ魚料理がいっぱいの最新刊『魚屋三代目のうまい!魚定番レシピ』(エイ出版社)が発売中。
- ブログ:魚屋三代目日記
- ホームページ:鮮魚 魚武
- レシピブログ:魚屋三代目さんのmyレシピブック
企画協力:レシピブログ
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