創価学会は、ボランティアや慈善事業で、表彰状や名誉称号をもらっていると言って...

その①

２００８年８月６日付 聖教新聞

青年部代表研修会での名誉会長のスピーチ
今、精神の価値を復興させゆく、我ら創価の運動に、世界中から支持と賞讃が寄せられている。その一つの証しとして、私はこれまで、世界の大学等から２４２の名誉学術称号をお受けした。名誉博士号、名誉教授の称号は、その大学が、威信をかけて授与するものである。式典は荘厳であり、一つ一つが最高に重みのある「知性の宝冠」である。

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＞名誉博士号、名誉教授の称号は、その大学が、威信をかけて授与するものである。


誰かが池田氏を讃えているのかと思ったら、これ自画自賛スピーチでした。威信をかけて授与するものであるなんて、受賞者がこんなことを言いますかね？池田氏の心の中の負い目が言わせてるのではないか？私はそんな感想を持ちました。


こういうものを聞いて、恥ずかしいと思わないどころか、「受け売り」してしまうのが創価学会員さんなんですね。

池田氏の名誉博士に疑問を呈すると、必ず信者が、大学は、その大学の威信をかけて、名誉博士を発行するのだ……という反論が載ります。

たしかに大学が威信をかけて授与するものもあるでしょう。でも、すべての名誉博士号がそうかというと、必ずしもそうとは限らないんですね。

潮木守一著『世界の大学危機』（中公新書）より、

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その当時、アメリカのカレッジは、慢性的な経営不安にさらされていた。健全経営を保つためには、外部からの寄付に頼るほかなかった。寄付に頼るとなると、大学側も大口寄付者には、それなりの処遇が必要だった。それが名誉学位の贈呈であった。その当時の記録によると1892年、全米で授与された博士号の総数は188件。そのうち正規の大学院の課程を経て学位を取得した者は152人。残りの36人は名誉博士として授与されている。大学関係者の間でも、こうした慣習を改めようという話が、しばしば持ち上がった。しかし、カリフォルニア大学のウィーラー学長がいみじくもいったように、「たとえうちの大学がやめても、どこかがやる」のは目に見えていた。いったんできあがった慣習を、そう簡単になくすことはできなかった。
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大学の威信をかけての贈呈ではない「然るべき処遇を与えるため」の名誉博士号だから、どんなにもらっても永遠に満足することはないんでしょう。


その②

創価学会もボランティアをしたことはあります。

阪神大震災から一年後、「阪神大震災が宗教者に投げかけたもの」と題して、財団法人国際宗教研究所の主催するシンポジウムが開催されました。

その際の議論の模様が一冊の本にまとめられました。

『阪神大震災と宗教/国際宗教研究所編』


P116 『若い世代は教団嫌いのボランティア好き』

近畿大学・熊田一雄（講師）

無宗教のボランティアに出かけた学生たちが、宗教団体のボランティア活動をどう見ていたかというと、怖かったと言ってるんです。

創価学会兵庫池田文化会館事務長・野田武志

今の怖かったというのは、もしかしたら、それは創価学会のことじゃないかと僕は思っているんですけれども。

熊田
実はそうです。

野田
日頃連携を取っているメンバー中心の閉じた社会になっていたかもわかりませんが、（略）その怖かったという人に関しては、もうすいませんという以外にないんで、本当に申し訳ありませんでした。

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この野田さんという人は、なかなか冷静ですね。

『メンバー中心の閉じた社会』

こういうところが第三者に閉鎖的、独善的という印象を与え、『怖い』と思わせてしまう要因なのだと思います。

デモンストレーションのためにやろうとするからメンバー中心の閉じた社会になってしまうのです。

教団というバックボーンを持たない無宗教のボランティアは、そこを見抜いたのでしょう。