奄美のノネコの
譲渡対象者は
10に満たない。
ほとんどは
地元民ではないので
たった一週間で
取りに行くのは困難です。
捕獲された猫の多くは
これまで
沖縄・ケルビムさんが
引取りました。
しかし、それも
近いうちに限界となるでしょう。
殺処分となった時に
ダメージを負うのは誰でしょう?
ノネコ駆除に反対した人達でしょうか?
いいえ
ノネコ駆除を推進した人達の方が
殺処分への批判や
計画の妥当性の疑いで
世論の反発を受けることは必至です。
日本人は殺生を好まない
ウェットな人種です。
欧米のように合理的に
殺処分や安楽死を受け入れるには
まだ、もう少し時間が必要です。
だから、賛成・反対の
双方にとって
最善の落としどころは
「希少種の生息域で
猫は排除(捕獲)するが、
殺処分ありきではなく
(計画どおり)
譲渡に努めること」
ではないでしょうか。
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すでに
厳しい飼育ルールと
TNRの推進のおかげで
繁殖はかなり抑えられています。
地元の獣医さんや
住民の努力のおかげです。
森林のノネコは
600-1200頭と推定されていますが、
実態はわかりません。
実際に捕まったのは
8ヵ月で43匹
月平均にしたら5匹です。
もともと、
それほどいないのか?
捕まえるのが難しいのか?
いずれにせよ
600-1200頭を
どうにかするのではなく
捕まった猫だけ
助ければいいのです。
月平均5匹程度なら、
全国の力を借りれば
なんとかできるはずです!
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そう思う理由は
茨城県の例があるからです。
全国で殺処分ワースト上位の茨城県は、
「殺処分ゼロをめざすプロジェクト」として
大幅に予算を増やし、
官民あげて啓発や対策を推進した結果
2017年度、
殺処分数は375匹
前年度比77.7%も激減しました。
その大きな理由は
譲渡数の増加です。
1758匹 収容されましたが
1281匹 も譲渡されました。
茨城県だけで
解決したわけではありません。
この年、
埼玉・東京・千葉・神奈川
など各地に
茨城県の猫が保護されていました。
茨城県の動物愛護相談センターから
引き出しができるのは
譲渡認定団体だけですが
そこに全国の
ボランティアが協力したのです。
県外の人が引き取ることに
賛否両論あるでしょう。
しかし外部の力がなければ
今でもワーストだったかもしれません。
奄美も、
譲渡対象者・本人だけでなく、
同じ団体の会員・メンバーくらいは
認めてほしいし、
他の愛護団体・ボランティアに
協力してもらうことが
認められたら
ノネコを一匹も殺さないで
穏便に解決できるかもしれません。
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