ソニーモバイルの新型Xperiaフラッグシップモデル、Xperia 1。
ストレージ容量が日本版だけ64GBになるといった気なる情報が出ている一方で、結局、ドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアから揃って夏モデル新作としてリリースされる可能性が高そう。
ただ、このXperia 1のストレージ(フラッシュメモリ)ですが、容量はともかくとして、ちょっと他機種とは異なり、そのお陰でベンチマーク性能がライバル機種よりも高い、という可能性がでてきました。
以下はReddit上のXperia 1についてのスレッド上に投稿されていたもの。
Looks like X1 has F2FS file system, and this is why its benchmark is higher than other models with SDM855.
Upper is Galaxy S10、lower is Xperia 1訳:
Xperia 1はF2FSファイルシステムを採用している模様で、ベンチマークスコアが他のSDM855より高いのはそのため。
上がGalaxy S10のもの、下がXperia 1のもの。
これ、おそらくGeekbenchのベンチスコアの内訳で、メモリのアクセス速度の計測結果だと思われます。(フェイクの可能性もあり)
これを見る限り、確かに下のXperia 1のもとされるスコアの方がGalaxy S10のもとされるものよりもハイスコアとなっており、特に「メモリーコピー」の項目の差が大きくなっています。
そういえば、真偽のほどは確かではありませんが、過去に発見されたXperia 1のものとされるベンチマークスコアは確かにAntutuでもGeekbenchでも他のSDM855搭載機種よりも1割前後スコアが良い、という結果でした。
今回の情報ではこのベンチマークスコアの総合ポイントの比較は掲載されていませんが、ひょっとすると以前のものが本物であればこれが理由、というのは筋が通るような気がします。
このF2FSというファイルシステム、お恥ずかしいことに私も今回はじめて聞いたもので、Wikipediaなどで調べてみたところ、元々は、サムスンによって開発されたLinux向けのフラッシュファイルシステムとのこと。
よって、フラッシュメモリのハード的な違いではなく、あくまでメモリという「容器」にデータを収納する方法?のようなものと理解しておけば良いのではないかと思います。
また、既存のext4に比べて特にランダムアクセスが速いようですが、どの程度速いのかは諸説あるようなので素人の私が触れるのはやめておきます。
ちなみにこのF2FSというファイルシステムは決して新しいものではなく、Pixel 3シリーズでも採用されているようですが、他のAndroid機種ではほとんど例がない模様。
今回のXperia 1のファイルシステムの情報は置いておいて、このF2F2、付け焼刃的の知識ですが、デメリットがあるようには思えません。にもかかわらず、なぜ他機種はこれを採用されていないのでしょうか。
だれか詳しい方、いらっしゃいましたらコメント欄でお教えいただけると幸いです。
また、このファイルシステムってどの機種を見てもスペック表には書かれていないようなのですが、リリース後には分かるものなのでしょうか。