【競馬・ボート・競輪】[競馬]天皇賞 メンバー唯一のGI馬・フィエールマン GI2勝目狙う2019年4月23日 紙面から
「第159回天皇賞・春」(GI・28日・京都・芝3200メートル)に、登録馬唯一のGI馬・フィエールマンがGI2勝目を目指して登場する。3カ月ぶりの実戦になるが、順調に仕上がっている。勝った菊花賞時も約3カ月半ぶりで、ぶっつけ本番は問題ない。GI連勝中のルメールに導かれ、平成最後のJRA・GI勝ちを目指す。 ◆すこぶる順調今回も傾向通りの結果になるのだろうか? 桜花賞、皐月賞と勝ち馬にいずれも共通したキーワードは「ぶっつけ本番」と「鞍上ルメール」。そして今回、これにぴたりと当てはまるのが、3カ月ぶりのレースで、ルメールが騎乗するフィエールマンだ。 大舞台での巻き返しに向けてすこぶる順調だ。美浦Wで17日の1週前追いでは、3頭併せで最先着した。しまい気合をつけられて6F82秒3-38秒3-13秒0と、特別速い時計を出したわけではないが、道中はほどよい気合乗りで、前へ前へと進む意思が強く表れていた。 ◆唯一のGI馬アメリカJCC2着後は、ノーザンファーム天栄へ放牧。3カ月ぶりの実戦に向けて手塚師は「動きが良かった。最後に末脚を伸ばす感じだったけど、申し分ない過程できている。前走は一頓挫あった後だったのでしようがない。今回は非常にいい感じ」と調整過程に自信満々だ。ルメールも「前走は2着でもいい競馬ができた。3歳で3000メートルの菊花賞を勝っているし、距離は問題ない。パワーアップしているはず」と同馬に全幅の信頼を置いている。 唯一の不安点を挙げるなら、ゴールデンウイーク期間中の開催での輸送問題だ。手塚師は「輸送時間が読めないということがあるからね。そこは考えないと。木曜日の輸送は考えてないけど、菊花賞みたいに金曜日に輸送して、土曜にスクーリングするのを考えている」。積み上げてきた過去の経験を生かす。メンバー唯一のGI馬として、ほかの馬にGIタイトルを取らせることなく、2勝目を狙う。 (美浦取材班)
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