初場所で現役を引退した元横綱稀勢の里(荒磯親方)の特別展(23日から6月14日、東京・両国国技館内の相撲博物館)の初日を前日に控えた22日、荒磯親方が報道陣に展示品を紹介した。
横綱土俵入りで使用した「北斗の拳」の三つぞろいの化粧まわしや太刀のほか、稽古用の白まわしなど普段ではなかなか間近で見ることが難しい品物が多数展示される。
5月12日から始まる夏場所中は多数の来場者が予想されるが、同親方は「このように見ることができるのは自分でもない貴重な経験。機会があれば自分から案内します。ここにいるかもしれません」とサプライズのサービスを示唆。大相撲ファンにとっては楽しみな企画になりそうだ。荒磯親方は9月29日に国技館で引退相撲を開催する。 (岸本隆)