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2019年4月23日 紙面から
ミニゲームでドリブルする伊藤=トヨタスポーツセンターで(牧原広幸撮影)
ルヴァン杯1次リーグ第4戦・大分戦(24日、昭和電ド)を2日後に控えた名古屋グランパスは22日、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで非公開練習し、MF伊藤洋輝(19)は“俊輔魂”での再起を誓った。今季、磐田から期限付き移籍で加入した身長188センチの大型ボランチ。20日のリーグ第8節・磐田戦(豊スタ)後は師匠と仰ぐ磐田のMF中村俊輔(40)と再会し、アドバイスを受けたという。
U-20日本代表に選ばれるなど将来を嘱望されるレフティーだが、移籍加入後にリーグ戦出場はない。そんな発展途上の伊藤は、磐田でともにプレーした中村から歩むべき道を照らされていた。
「いつも『シュートを打て』と言われます。自分が点を取ろうとか、そういう気持ちをもっと見せないといけない、と言われています」
欧州で実績を積み、日本代表の背番号10を背負った名プレーヤーからのメッセージ。なぜ、シュートなのか。「自分の意志をプレーで伝えないといけない」との魂を注入された。欧州のクラブで立場を確立し、活躍した中村ならではの申しつけ。チーム内でポジションを勝ち取るため自分の存在意義をシュートに凝縮させろ、との指令を受けていたのだ。
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