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2011.5.22

ヴィンテージ・スロットカー 最近のプロジェクト No.3

 ヴインテージ・スロット生活、最近のプロジェクトの第3弾は、アメリカのDynamic(ダイナミック)製『Harvey Aluminum Special』です。当時Dynamicはプラモデルメーカー大手、AMT社のスロット・レーシング事業部のような存在だったようです。

 さて、"Harvey Aluminum Special"という単語に反応できる方は相当のモータースポーツ・ヒストリアンかも知れません。或いは、1960年代のダイキャスト・ミニチュアカーにお詳しい方かも。とい言うのも、この"Harvey Aluminum Special(ハーベイ・アルミニュウム・スペシャル)"は、1960年代初頭にミッキー・トンプソンが手懸けたインディカーで、2世代存在するのですが、2世代目の同車種はかつてフランスのミニチュアカー・メーカー、『ソリド』がモデル化して日本でも正規輸入販売されていたからです。

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 ミドシップのインディカーでありながら極端なワイド・アンド・ローで、他に類が無いボディ・フォルムは非常に個性的です。それゆえにソリドの目にも止まったのでしょうが、実はこのクルマ、戦績は全くもってパッとしなかったにも関わらず、かつてのスロットカー世界ではコアな人気車種の一つ。このニュアンスは、ビル・トーマスのチータとよく似ています。つまり、実車の戦績と関係なく、スロットカーとして人気が高いという意味です。

 但し、スロットカーにおけるチータ人気には当時のCOX製チータのモデルカーとしてのデキの良さが大いに貢献していると思いますが、Harveyの場合は些か事情が異なり、前述のとおりワイド・アンド・ローのフォルムがスロットカーに持って来いだった、ということなのではないかと推測しています。

 画像は当時プラモデル・メーカーのamtが展開していたスロットカー・ブランド"Dynamic"製 Harvey Aluminum Special です。26Dモーターを積んでいますので、かなりのパフォーマンスを期待できそうなのですが、リアのスポンジタイヤがほぼダメになっており、まともに走ってくれません。このサイズのスポンジ・タイヤ、しかもグレーを探すのはほぼ不可能と考えて、『ガレージハウス・クゲヌマ』さんで同サイズのシリコンに履き替えてみました。やはりスロットカーは走らせなければ意味がありませんからね!

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 で、リア・タイヤを履き替え、デカールも貼ってみました。デカールはホビダスオート・ダイレクトの"DEKTOP GARAGE"鵜飼氏が以前くれたもので、1960年代に発売されていたスロットカー専用のものです。すっかり黄ばんでしまっていますが、それが何ともいい味を出しているのです。

 ガレージハウス・クゲヌマの他、町田のオーバルやドラッグコースでも走らせてみましたが、流石に26Dのパフォーマンスは強烈で、良い刺激になりました。

 ではまた~。


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