提督の憂鬱 作:sognathus
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何をお願いしているんでしょう。
中将「ラーメン」
信濃「はい?」
中将「ラーメン食べたい」
信濃「はぁ」
中将「信濃さん食べたくない?」
信濃「別に」
中将「......」ジトッ
信濃「そんな目で見たって食べないわよ」
中将「天龍は?」
天龍「食べたい!!」
中将「そ」ポス
天龍「ん? なんだこの金?」
中将「注文してきて。それでついでにこっちに運んできて」
天龍「普通に出前頼めよ!」
中将「そこ出前やってないのよ。でも俺の名前出してくれたら受け取りは特別に対応してくれるからさ」
天龍「で、食った後も皿返しに行かねーといけないんだろ? メンド――」
ポス
天龍「ん?」
中将「これでお菓子買っていいからさ。お願い」
天龍「! 任せとけ!」パァ
中将「龍田、龍田」ヒソ
龍田「はぁい?」
中将「天龍が無駄遣いしないように監視宜しく。煙草でも酒でも安いのだったらお前が好きなの買っていいからさ」ヒソ
龍田「まぁ。やったぁ♪」
天龍「おい! なにコソコソやってやがる! ていうか龍田は隠す気ねーだろ!」
龍田「うふふ、なんのことかしかしらぁ? それじゃ中将、行ってきますねぇ」フリフリ
中将「うん。宜しく」
エ、オマエモイクノ? ナニカモンクデモ? ベ、ベツニ
信濃「......相変わらず人を使うのが上手ね」
中将「信濃さんは上手く扱えないけどね」
信濃「そうね」
中将「えっ、それだけ?」
信濃「仕事しなさい」
中将「......はい」
信濃「......」
中将「......追加で何か注文する?」
信濃「別に欲しくないわよ」
中将「......さいですか」
クイクイ
中将「おお、朝日どした?」
朝日「お仕事、終わりました」
中将「え、もう?」
朝日「......」コク
信濃「どこかの司令官とはエライ違いねぇ」
中将「......」
朝日「まだお仕事あります?」
中将「......」
信濃「自分の分をやらせないでよ?」
中将「ギク」
信濃「やらせるつもりだったの......」
中将「朝日」
朝日「はい」
中将「信濃さん手伝ってあげて」
朝日「分かりました」コク
信濃「あら、いいのかしら?」ニッ
中将「殆ど信濃さんが誘導したようなもんじゃん......」ボソ
信濃「何か?」
中将「いえいえ。仕事楽しいなー」
朝日「楽しーなー」
信濃「ダメよ朝日さん。あんなオジサンの真似したらあなたもダメになるわよ」
朝日「ダメ?」
中将「ダメ......」
信濃「ふふ、何でもないわ。取り敢えずこれお願いできる?」
朝日「了解しました」
~その頃、とあるスーパー
天龍「おい! なんでタケ○コの里がダメでキ○コの山はオッケーなんだよ!? 俺はタケ○コが食べたいんだ!」
龍田「ダメよぉ? あんなサクサクしたのよりキ○コのカリッっとした食感の方が良いに決まってるじゃなぁい」
天龍「だからって俺が欲しいお菓子にまで口を出す事ないだろ!」
龍田「ごめんね天龍ちゃん。これだけは譲れないの」キリッ
天龍「意味わからねーよ!! タケ○コ買わせろ!」
龍田「その後ろ手に持ってるポテ○やポ○キーを戻したらね?」
天龍「っ!」ギク
龍田「オヤツは350円までよぉ?」ニコ
天龍「なんだよその中途半端な金額は? ていうか龍田、お前こそその手に持ってる酒やめろよ! そっちの方が高いだろ!」
龍田「私はこれだけだもぉん」チャプン
天龍「なっ、ズルイぞ!」
龍田「ハイハイ。取り敢えず早く決めましょう? 中将がお腹空かせてるわよ」
~再び、本部
中将「遅いな」グー
朝日「遅いです?」
信濃「取り敢えず司令は手を動かしなさい」
本部の話だけで結構書けそうですね。
でもやりすぎると主人この影が薄くなっていくような。
ま、でも楽しいならいいか(ア