中日は22日、日本野球機構(NPB)に対して、21日のヤクルト戦(ナゴヤドーム)で今岡二塁塁審がプレーを見ずに判定をする場面があり、それは適切だったのか見解を問う意見書を提出し、同日中にNPBから回答が届いたと発表した。NPBは今岡塁審が当該プレーを見ずに判定を下したと認めた。
問題のプレーは5回表1死二塁で代打・上田が二飛を放った際、飛び出して戻った二塁走者について今岡塁審がセーフと判定。中日・与田監督からのリクエストを経てリプレー検証した結果、判定は覆り併殺が成立した。今岡塁審は21日の試合後、「(プレーを)見ていました」と2度繰り返していた。しかし中日側は、塁審がプレーを見ていないように見え、そうした状況で判定を下すのはよくない、などと主張していた。
この日、加藤球団代表は球団を通じて「当該の今岡二塁塁審が、打球判定の確認で他塁審とアイコンタクトをしているうちに、当該プレーの確認が遅れてしまったことをNPBも認める回答を受け取りました」とコメントした。