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【ドラニュース】

高橋周平、長女生まれて落ち着き 妻と娘に感謝のグラウンド

2019年4月23日 紙面から

5日のヤクルト戦で本塁打を放ち、ナインに迎えられる高橋(左)。娘のおかげで精神的に安定、野球にも好影響を与えている=神宮球場で(七森祐也撮影)

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 中日の高橋周平内野手(25)が自ら胸の内を語る通年企画「周平の準備」。第2回の今回は開幕好発進を果たしたチームをキャプテンとしてどう見ているのかについて語ってもらった。さらに攻守に活躍する高橋を支えるものとは…。守備への意識と合わせ、キャプテンの今季に懸ける心意気を探る。 (構成・谷大平)

 みなさん、こんにちは。高橋周平です。シーズンが開幕して19試合を終えて11勝8敗。貯金3とチームの調子はいいなと感じています。ベンチの雰囲気もとてもよくて、勝っても負けても「次の試合、次の試合」という前向きな姿勢が浸透しつつあります。チームにとっていいことだと思います。

 去年は個人的にもチームより、自分が打ちたいという気持ちばかりでした。もちろん今も打ちたい気持ちはありますが、僕自身もチームが勝てるように自分の与えられたことをやっていこうと思っています。とはいえ、まだシーズン143試合ある中で19試合が終わっただけ。これからどうなるか分かりません。それでも今はチーム一丸となって戦えています。今季どう戦っていくのかは、ここまでの戦い方で見えたと思います。

 ただ今は負けが込んでいない状況です。連敗と言っても神宮でのヤクルト戦の2連敗が最長。これから負けが込んでくる時期は必ず来ます。その時にどう立ち直るかが大切になってきます。それを覚悟しながら準備して、やっていかないといけないと思っています。

 今季からキャプテンに就任させていただいて、オフに「引っ張るという感覚はない。主将だからこうするということもない」と話させてもらいました。その感覚はシーズンが始まった今も変わりません。まだ何もキャプテンらしいことはできていない。周りの先輩方とか監督、コーチも含め、周りに助けられている、引っ張られているという感じです。

 昨シーズンから自分自身、変わったことは家で野球の話をしなくなったことです。去年までは試合が終わると、「くっそー!」という悔しさをため込んで家に帰っていました。もちろん今も打てなかった時の悔しさはあるんですけど、精神的には落ち着いています。切り替えができているというより、自然とイライラしなくなりました。

 それは昨年11月26日に第1子の長女・沙和が生まれた影響だと思います。やっぱり自分の子どもですからめちゃくちゃかわいいですね。お風呂に入れてあげたり、おむつを替えてあげたり。最近は遠征やナイターの試合でできていませんが、試合を終えて帰ってから寝顔を見るだけでも毎日楽しみです。精神的に気持ちに波がなくなり、野球に取り組む上でいい影響になっています。

 今までは家に帰ってからもイライラして、態度にも出ていたでしょう。妻の祐里(28)もそれに気づいていたと思います。それでも怒らず、我慢してくれていました。普段は面と向かって言えてないですけど、祐里には本当に感謝しています。

 

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