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鵜様 この宿で羽休め 中能登 6月から限定公開

鵜様道中ミュージアム開館への準備を進める道端弘子さん=中能登町良川で

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祭りまでの道中 伝統知って

 羽咋市の気多大社の「鵜(う)祭り」の前に、ウミウを七尾市から気多大社まで運ぶ「鵜様道中」で、宿泊所となる中能登町良川の「鵜様道中の宿」が、6月から日数限定で隔月一般公開される。宿を管理する道端弘子さん(71)=富山市=が神秘的な祭りや道中について解説する。道端さんは「鵜宿の伝統を発信し継承につなげたい」と話している。(中川紘希)

 一般公開される宿泊所は、「鵜様道中ミュージアム」と称し、偶数月の十一日から十五日まで入場無料で開館する。鵜様道中の写真を展示し動画も上映して道中の様子も伝わるようにする。道端さんは、江戸時代にはあったと推測される宿の歴史や、「鵜様」と呼ばれるウにまつわるエピソードなどを紹介する予定。ウを入れるかごを背負う体験も楽しんでもらう。

 二〇〇〇年に道端さんの母、鵜家静枝さんが亡くなってから宿泊所は空き家となり、鵜祭りの前の十二月十三日の宿泊日以外はほぼ使っていなかった。今後は観光客らを呼び込むことで、伝統を後世に伝えたい考えだ。

 道端さんは「伝統ある家をつぶすわけにはいかない。私自身も勉強し時間をかけてミュージアムの名前にふさわしい施設にしたい」と話した。

 国重要無形民俗文化財である鵜祭りは十二月十六日にあり、神前でのウの動きで翌年の吉凶を占う。その前の鵜様道中では、七尾市鵜浦町の住人が運び役「鵜捕部(うとりべ)」となり、二泊三日で神社までウを歩いて運ぶ。

 

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