武藤敬司、１年３か月ぶり復帰戦で引退する長州力と対戦「オレは辞めたくない」…６・２６後楽園ホール

　両膝の人工関節設置手術で長期欠場していた武藤敬司の復帰戦が２３日までに決定した。

　昨年３月１４日以来、１年３か月ぶりの復帰戦で武藤は、６月２６日に後楽園ホールで開催の長州力引退興行「ＰＯＷＥＲ　ＨＡＬＬ２０１９～Ｎｅｗ　Ｊｏｕｒｎｅｙ　Ｂｅｇｉｎｓ」で藤波辰爾、真壁刀義と組んで、長州、越中詩郎、石井智宏と対戦する。

　化身のグレート・ムタは６日（日本時間７日）に「ＨＯＧ」の「ＣＵＬＴＵＲＥ　ＣＲＡＳＨ１９」で復活。さらに、同日夜には、新日本プロレスが初進出したマジソン・スクエア・ガーデン（ＭＳＧ）大会にサプライズ降臨。第０試合の３１人参加１分時間差バトルロイヤルで、大トリとなる３０番目に登場し、来年１月４、５日の東京ドーム２連戦で引退する獣神サンダー・ライガーと対戦した。

　人工関節手術の影響で必殺のムーンサルトプレスは永久封印となった。ただ、衝撃的なムタの復帰２連戦を受けた武藤は帰国後に「辞めていくライガーを見てもオレは辞めたくないなと思った」と決意。昭和、平成、そして新たな令和でプロレスラーとして走り続ける意欲を露わにしていた。

　武藤の復帰戦と長州の引退試合は、２月下旬に立ち見券を含め全席完売したことから、全国の映画館でライブ・ビューイングされることが決定。プロレスのライブ・ビューイングでは、過去最大規模の上映館に達する見込みで革命戦士の終焉と武藤復帰を全国各地のスクリーンで目撃できる。料金は全席指定２８００円で上映劇場は今月２６日に発表になる。さらに、スカパー！、Ｊ：ＣＯＭ、ひかりＴＶなどで放送しているプロレス・格闘技専門チャンネル「ＦＩＧＨＴＩＮＧ　ＴＶサムライ」で生中継する。