日本は「不要な看板」だらけ? 西宮市が挑む「看板革命」、ムダな標語も街から撤去
錆びて汚い、インクが剥げて一部が読めない、何のために置かれているかわからない――こうした看板を街で見かけることがある。
メンテナンス不足はもってのほか こうした役割が果たせていない看板を撤去する取り組みが兵庫県西宮市で行われる。その気合いは相当なもので、あまりに看板をバッサリ切り捨てているとインターネット上でも話題になっている。
啓発看板も問答無用
2018年1月1日に西宮市公共サインデザインマニュアルが策定され、既に1年以上が経過している。「公共サイン(看板類)の適正化」との取り組みは、
「情報が伝わらず美観を乱す看板を撤去」「新たに置く際の必要な看板を設置するルール」
の2点をポイントにしている。
ネット上で突如話題になったのは前者の方。役割を果たしていない不要な看板と位置付けているが、これについて、市の公式サイトでは、
「『あいさつしましょう』など道徳やマナーを啓発する看板もよく見かけますが、本来、道路や公園、広場などの公共空間は、市の施策や啓発活動を宣伝する場ではありません。これらの啓発は必要ですが、看板を設置することでの効果は期待できません」
確かに啓発は必要であっても道路にある必要はない。ましてや、道路の看板を見て、あいさつをしようと考えることはないはず。
ほかにも錆びて文字が消えかかった看板も撤去の対象になる。
こうしたものだけでなく、必要なものであっても適正化のメスが入ることになる。「ごみのポイ捨て禁止」や「犬のフンは持ち帰ろう」などお馴染みのものに加えてゴミ捨て場の看板も新しいものに変わる。
0デザインの不統一など意図が伝わらないものを新ルールのもと「わかりやすい」ものへと変えていく取り組みだ。
西宮市公共サインデザインマニュアル概要版より あまりに見慣れすぎたため、適正化の取り組み自体が突飛に見えてしまうが赤色が退色して文字が読み取れない、経年劣化で読み取れないものが放置されていること自体が問題だ。
2019年4月11日、Jタウンネット編集部は西宮市の都市デザイン課の担当者に話を聞いた。全国的にも珍しい取り組みだが、何がきっかけだったのか。
「2015年度くらいですかね。夙川公園(編注:桜の名所で多くの人が集まる)の立て看板は数が多い、デザインが統一されていなくてわかりにくいなど問題があることがわかりました」
せっかくの景観が台無しになりかねない事態に、市は公園に限らず調査を行った。その結果、飛び出し注意、駐停車禁止など交通系の注意喚起の看板だけで市内に2500か所もあった。内容が重要であっても、多すぎてはあまり意味がない。
また、市にはこんな事情もあった。
「民間の屋外広告物に許可を出しているが、役所がポンポン看板を置いている現状は良くない。公共の襟を正す」
こうして始まった取り組みは最初の1年で協議を積み重ねてスロースタートだったが、大きく変わった場所もあった。それはゴミの集積所だ。ちょうど、ごみに関する条例が変わり、看板を変えるタイミングであったことから、切り替えを実施。市内で1万か所近くがデザインマニュアルに基づくものへ変わった。
上が以前のもの、下が新しいデザイン (西宮市公共サインデザインマニュアル概要版より) 情報量が多く、絵柄が過剰と言われていたごみ集積場の看板は、ダークグレーをバックに白抜きの文字とピクトグラムが使われたシンプルなものへ変貌を遂げた。
「高齢の方からはわかりにくい、街に色が無くなるとクレームはありましたが、若い方からはわかりやすいと好評です」
高齢者も慣れてくれば、わかりやすいと意見が変わるかもしれない。
ルールのもとで設置することでコストダウンも見込まれる。最終的に、
「説明書きが少なく、わかりやすいものを目指す」
と担当者。景観に調和する低明度、低彩度のダークグレーやダークブラウンを基調に白抜きの文字。絵はピクトグラムを使用、ないものは新たに作っていく。
ツイッターでは、
「無意味な標語や看板をバッサリ切り捨てる西宮市、最高や」「正しい税金の使い方」
といったコメントが寄せられている。
他の自治体からもこの取り組みについて聞きに来ることもあるといい、全国的な流れになる可能性もある。
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まさかの家族同伴! 「オタフク」のユニーク入社式、涙と感動のスピーチも
[みみよりライブ 5up-広島ホームテレビ]2018年4月3日放送「5up!NEWS」のコーナーで、「オタフクソース」で知られるお多福グループの、ちょっとユニークな入社式を紹介していました。
お多福グループ公式サイトのニュースリリースより
家族同伴 感動と涙の入社式
盛大な拍手のもと迎え入れられた入社式の主役たち。そんなドキドキの新入社員の後ろにいるのは、新入社員のご家族。
オタフクホールディングス人事部の三山さんは、
「新入社員のご家族を毎年お呼びしています。ご子息、ご令嬢がどんな会社に入社するのか知っていただきたい。会社のことを知っていただくことで新入社員の頑張りを応援していただけるのではないかと思っています」
と語っていました。
家族同席での入社式です。新入社員は、フルートにフラダンス、長刀や書道などの特技を披露していました。
お多福グループでは、「声の手紙」ということで1人2分、自分の時間を与え、大切な人へのメッセージを自分なりに表現してもらう時間を作っているということです。
「声の手紙」は2005年から始まりました。特技や家族への感謝など、自分なりの表現で伝えます。
社会人になる最初の晴れ舞台。家族の顔を見ると感情が溢れます。それぞれの夢に向かって新たな一歩を踏み出した新社会人たち。
この日が忘れられない思い出になるでしょうね。
(ライター:tama35)
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諭吉デザイン「壱万円札せんべい」、新紙幣決定でどうなる!? 社長に直撃取材したら...
受け取った相手の反応が楽しみな「壱万円札 お札せんべい」(画像提供:渓月堂) 2019年4月9日、1万円札などの紙幣(日本銀行券)のデザイン刷新が発表され、話題となっている。
ところで現在の1万円札の肖像・福沢諭吉の出身地を、ご存じだろうか。そう、大分県中津市だ。ここに、福沢を図案化した「壱万円札 お札せんべい」がある。こちらの写真がそれだ。地元では相当に有名なお菓子で、お土産品として人気があるらしい。
「受け取ると、ちょっとドキドキ」「ウケること間違いなし」などと、大好評だ。だがここへきて、心配する声が上がっている。新紙幣の導入を受けて、「壱万円札 お札せんべい」はいったいどうなるのだろう?
そこでJタウンネット編集部は詳しい話を聞いてみることにした。
今まではブレーキ踏みながら、これからは......?
少ないけど取っといて...、言ってみたい(画像提供:渓月堂) 中津市に本社を置く和菓子店「渓月堂」の田中秀雄社長が、電話で答えてくれた。
「渓月堂の創業は約70年前、耶馬溪の干し柿を使用した巻柿の生産を始めたことがきっかけでした。柿羊羹など製造するお菓子の種類も増えていき、やがて念願の小売店をオープンしました。柿を中心とした和菓子の店というのが、渓月堂のコンセプトなのです」と田中社長は語る。
「福沢諭吉をモチーフにした『壱万円札 お札せんべい』を発売したのは、約30年前。先代の社長、つまり私の父が手がけました。私はまだ中学生で、残念ながら詳しいことは存じません。当時は、福沢の紙幣が登場したばかりで、大変なブームで、ものすごく売れたそうです。ただ父は、自分が育ててきた和菓子のイメージにそぐわないと考えたのか、あまり力を入れなかったようです。現在も売り上げ全体の1割程度にとどまっています」
大分県中津市の福沢諭吉旧居(STA3816さん撮影、Wikimedia Commonsより) 田中社長は続ける。「私自身も、紙幣のデザインはいずれ変わるだろう、その覚悟はしておいた方がいいと考えていました。つまりブレーキを踏みながら、運転してきたわけです。ただ地元の観光産業からは、貴重なお土産品として人気があり、駅や空港、観光地の土産店などには置かせていただきました。だが、いくら好評だからといって、大分県を離れて、東京や大阪にまで販路を広げようなどとは思いませんでした」
「壱万円札 お札せんべい」というのは、玉子をたっぷり使用した和風せんべいだ。「温泉地や観光地にはよくありがちな、ちょっと懐かしい味です」と田中社長。
なんともいえない喜びが広がる(画像提供:渓月堂) 「さてこれからですが、ゴールが見えたわけですから、逆にアクセルを踏んでもいいのかな、と思っています。和菓子店のイメージを傷つけることなく、別ルートで販売してもいいかもしれませんね。弊社は和菓子店の前は、そもそも耶馬渓の土産物・物産を扱う卸売業『耶馬溪物産観光』が母体です。和菓子店とは切り離して、販売に特化するのも一案ですね」
新紙幣は、2024年度上期に発行される予定だ。「壱万円札 お札せんべい」のゴールも5年後と決まった。社長は、これからアクセル踏みっぱなしで、走る気満々のようだ。
諭吉のせんべいを食べてみたい人は、中津市へ行ってみよう。市内に直営店が5店ある。オンライン通販でも購入できる。
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ハンバーグ「さわやか」に革命が起きた! ついに駅前出店、電車組には「超朗報」
静岡県内で絶大な人気を誇るハンバーグ店「炭焼きレストラン さわやか」が2019年秋、JR浜松駅前の遠鉄百貨店内に出店する。
チーズハンバーグ(2019年2月、Jタウンネット撮影) 県外にも多くのファンを持つさわやかだが、これまで新幹線停車駅の直近に店舗がなかった。それだけにインターネット上は歓喜の渦に包まれた。
「めっちゃ混みそう」
4月10日に遠鉄百貨店が発表した資料によると、リニューアルでレストラン街の全面改装を実施。その中にさわやかが出店するというものだ。
この情報は10日から11日かけて中日新聞や日本経済新聞も取り上げたことでネット上へ一気に拡散した。
「浜松駅すぐ隣の遠鉄百貨店にあの『さわやか』が!これは遠征の皆さんには朗報ですね!」「えっ、えっ、すごい!遠鉄百貨店にさわやかが出来るなんて!」
など熱狂の嵐だった。
これが駅の徒歩圏内の出店が初めてという訳ではない。公式サイトで駅の徒歩10分以内の店舗を探すと5店舗のみ。
その内、新幹線停車駅から徒歩圏内だったのは新静岡セノバ店のみだった。しかし、立地が良すぎるため150分近い待ち時間も珍しくない。アクセスの良さがかえって混雑を悪化させているようだ。
これまで浜松駅からのアクセスが良かったのはバスで10分の浜松鴨江店か一駅移動したJR高塚駅から徒歩9分の浜松高塚店。それが今回、遠鉄百貨店内にできることでグッと縮まる。
さらに県外から公共交通機関で訪れる場合は最も駅から近い店舗になる。まさに革命だ。
静岡池田店の入り口(2017年6月、Jタウンネット撮影) しかし、立地の良さで発生するような混雑も予想できる。静岡市出身でさわやかにも馴染みがあるJ-CASTニュース記者は語る。
「これはさわやかにとって将来を占う出店。どのような混雑が起こるのか運営サイドは把握しているはず。これが上手くいけば駅から近い場所や繁華街への出店もいける。とにかくハイクオリティでうまく回せるのかが重要だ」
こうした心配はネット上でも同じで、「めっちゃ混みそう」と開店すらしていないにも関わらず心配する声が多数みられる。
とはいえ、待ちに待った新幹線の駅近店舗。今からオープンが楽しみで仕方ない。
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布陣図の「凸」マークが消しゴムに! ありそうでなかった戦国グッズ、関ヶ原で爆誕
合戦などの布陣図でよく見るあの「凸」マークが、なんと消しゴムになった。
小川新聞店(@chunichi_tarui)のツイートより こちらは、岐阜県垂井町・関ヶ原町の新聞販売店「小川新聞店」が制作したもの。自軍をあらわす青い凸、敵軍をあらわす赤い凸の2個入りで、価格は540円(税込)。何セットも買って、机の上に布陣を展開するのも楽しそうだ。
しかし、なぜ新聞販売店がこうしたグッズを制作しているのだろうか。そして、この消しゴムはどこで入手できるのか。Jタウンネットが、詳しい話を聞いた。
凸クッションも
2019年4月11日の取材に応じた小川新聞店の担当者は、グッズを制作している理由について、
「地域活性化のためです。関ヶ原に絡めて、歴史関連のグッズを製造しています」
と説明する。本業はもちろん新聞販売だが、垂井町の店舗やオンラインショップでグッズを販売しているそうだ。
家紋デザインのワイヤレスイヤホンも(税込6804円。小川販売店オンラインショップより) 今回の消しゴムは、関ヶ原観光交流館との縁で製作が決まったものだ。小川新聞店はGW期間中、交流館前にラテアートマシンを積んだキッチンカーを出店する(4月27~29日、5月3~5日のみ)。
その場で販売する新たなグッズとして、「布陣図のあれ消しゴム」の制作が決まったというのだ。
「2年ほど前、同じように『布陣図のあれ』のピンバッヂを作ったのですが、それが好評でしたので。シンプルな形なので、けっこうバランスにはこだわっています。女性にかわいいと思ってもらえるものを目指しました」(担当者)
そのほか、交流館前のキッチンカーでは、布陣図の凸マークのビッグサイズクッションも販売。こちらは1個4104円(税込)だ。
小川新聞店(@chunichi_tarui)のツイートより。もちろん、赤バージョンもある 消しゴムとクッション、どちらもキッチンカーで先行販売。その後、オンラインショップや垂井町の店舗でも販売予定だという。
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下校中の男子中学生に、「ほらよ」とエッチなDVDを投げつけた男
決して笑いごとではないのだけれど、どうにもシュールに感じてしまう。世の中には、そんな「不審者事案」がたびたび浮上する。
いまインターネット上で注目を集めているのは、2019年4月9日、静岡市清水区に現れたとある男の事案である。なんと、下校中の男子中学生に、突如としてアダルトDVDを投げ渡したというのだ。
こ、怖すぎる...(画像はイメージ) 静岡県警が配信した防犯メール「エスピーくん安心メール」から、その詳細を見ていこう。
「昔だったら神とか言われてた」?
事案が発生したのは9日16時20分頃。清水区の路上を歩いて下校していた男子中学生に向かって、自転車に乗っていた男が、
「ほらよ」
と声をかけた。それと同時に、アダルトDVDを放り投げたという。
男は50代くらいで痩せ型。赤いトレーナーに、黒いジーパン、黒色のマスク、白色と赤色のスニーカーという服装だったそうだ。
突然すぎる謎のプレゼント。人によって捉え方はさまざまだろうが、下校中にいきなり見知らぬ男にヒワイなDVDを押し付けられたら、やっぱり怖いはずだ。しかしこの男、いったい何を考えていたのだろうか...。
ツイッターには、こんな反応が。
(静岡)静岡市清水区北脇でわいせつ物配布 4月9日夕方 | 2019/4/11 - 日本不審者情報センター t.co/ftbMqm4NGd 昔だったら神とか言われてたけど今の時代はしょっ引かれるからなぁ
(静岡)静岡市清水区北脇でわいせつ物配布 4月9日夕方 | 2019/4/11 - 日本不審者情報センター やさしさも時には仇となるんだなぁ t.co/5csQo4hiCz
50代のおじさんが自転車に乗り、下校途中の男子生徒に「ほらよ」と声をかけ、アダルトDVDを投げる事案発生。 親切なおじさんじゃないか!とか言っちゃいけないですね。 t.co/VFLqJllaoS
無理やり押し付けず、そっと置いていけば良かったのかも?
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限定しすぎ? 二条城に「ほら貝 演奏禁止」の謎掲示 市に事情を聞くと...「相当うるさかった」
二条城北側の散策路にある「ほら貝 演奏禁止」の掲示 二条城といえば、「大政奉還」を思い出す人が多いだろう。
江戸幕府の最後の将軍・徳川慶喜が大政奉還を行ったのが、京都市中京区にある二条城二の丸御殿。最初の将軍・徳川家康によって創建され、征夷大将軍就任の賀儀が行われたのも、この二条城だった。
そんな歴史的スポットの周辺で、ちょっと風変わりな掲示が発見され、話題になっている。なんと「ほら貝 演奏禁止」。いくら江戸時代の貴重な史跡だからといって、21世紀の現代、よりによって「ほら貝」と名指しして書かれているのは、なぜだろう?
「ほら貝を吹くの禁止だよ」
場所は二条城北側の散策路。「二条城外堀北西部北側石垣の発掘調査」の案内板の前にある柵に、その掲示は針金で取り付けられていた。
2019年4月7日、こんなツイートも......。
お花見に来た投稿者は、桜と一緒に、この掲示の写真を投稿した。やはり相当に驚いたのだろう。「みんな、二条城は ほら貝を吹くの禁止だよ」という言葉を添えている。
公園などでトランペットなどの管楽器の練習をやっているのは、たまに目にすることもある、京都では、ほら貝を練習するのが一般的なのだろうか。
そこで、Jタウンネット編集部は、4月11日、京都に電話して、詳しい話を聞いてみることにした。
近隣住民の方から通報がきっかけ
二条城外掘(David Turnerさん撮影、Wikimedia Commonsより) 電話で答えてくれたのは、二条城を管理する京都市の担当者だ。
「昨年9月、二条城の北側の近隣住民の方から、散策路の辺りでほら貝を吹いている人がいるという通報がありました。相当に音がうるさかったようです。『大声禁止』や『演奏禁止』という注意書きの掲示をしてみたのですが、一向に効き目がありません。そこで今度は『ほら貝』と限定し、10月から改めて掲示したところ、ピタリと止まりました。しばらくそのまま掲示を継続することにしています」
ほら貝を吹いている人とは、どんな人ですか、と聞いてみたが、「残念ながら把握しておりません」と担当者。「二条城は一般の住宅街に近接しています。近隣の方々にご迷惑になる行為はご遠慮いただきたいと思います」
「ほら貝」を吹いていたのは誰だったのか、結局、分からないままだ。ツイッター上のざわめきもなかなか収まりそうにもない。
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名古屋は東日本・西日本どっち? 全国的には「西」優勢、だけど関西・九州では...
日本のほぼ中央に位置する名古屋市。もし日本を東西に分けるなら、東日本と西日本、どちらになるのだろうか。
Jタウンネットでは2018年12月7日から19年4月9日まで「名古屋は東日本・西日本、どっちだと思う?」というアンケート調査を行った(総投票数943票)。はたして結果は――。
「西日本」の重心の違い
全国的な結果は、「西日本」が69.5%に対し、「東日本」が30.5%で、ほぼ2:1の比率となった。名古屋は西日本と考えている人の方が多数派だ。
その「西日本」派の回答率は、東京で68.1%、大阪で59%とおおむね似たような比率を示したが、全国的に見ると、東から西に行くにつれて「西日本」と答える比率が低くなっている。
地元・愛知では、東日本派が38%で、西日本派が62%。全国の数字よりも、東日本だと答えた人が多い結果となった。
「西日本」の回答が過半数を割った都道府県は愛知以東では皆無だったが、京都府で初めて「東日本」派が「西日本」派を上回る。以後西に行くと、9府県で「東日本」派が過半数となった。具体的には京都・奈良・兵庫・鳥取・岡山・山口・長崎・熊本・沖縄である。
確かに関西から見ると名古屋は東日本に感じられるかもしれない。中部と近畿の境界には天下分け目の関ケ原がある。さらに西に行けば名古屋との文化的・経済的なつながりも薄くなるので、地元とは違う文化圏と感じる人が増えてくるのもうなずける。
九州までくれば西日本新聞・西日本鉄道・西海道などの使い方があるように、九州だけを指して「西日本」ということもあるから、名古屋はおろか関西も東に思う人もいるだろう。それでも九州などでも一定数「西日本」と答える人はいる。
基本的には「名古屋は西日本」という認識が主流だが、東から見れば西、西から見れば東と、完全に西日本と言い切れない中途半端な立場だということを改めて思い知らされる結果になった。
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女子高生が「ちんちん」連呼!? 他県民ビックリの愛知方言、マンガにしてみたら...
愛知には「ちんちん」という方言があること、読者の皆様はご存じだろうか。
もちろん、下ネタではない。「熱い」という意味をもつ言葉で、例えば「やかんがちんちん」「ちんちんすぎる」といった使い方をするらしい。他県民からすると、少しギョッとしてしまうかも。
そんな愛知の方言をコミカルに紹介したマンガがあった。まずは、次の画像をご覧いただこう。
(C)安藤正基・一迅社/八十亀ちゃん製作委員会 これは、月刊ComicREX(一迅社)で連載中の「八十亀(やとがめ)ちゃんかんさつにっき」(作・安藤正基)のワンシーン。愛知の「ローカルあるある」をテーマにした作品で、アニメの放送も2019年4月4日に始まったばかりの話題作だ。
しかし、なんとも刺激的な2コマだ。いったい、どんなエピソードなのだろうか。
「JKがちんちんとか金玉とか言う話」
今回のエピソードは、作者の安藤正基さんが3月19日に公式ツイッターで紹介したもの。「JKがちんちんとか金玉とか言う話」というコメント付きだ。正直、この言葉だけを見ると面食らってしまうが...。
そう、マンガに登場するヒロインたちは、熱々のやかんや鍋焼きうどんに対して、「ちんちん」と言っているのだ。なかには、
「ちんちこちん」
というフレーズも。これは、ちんちん(熱い)よりも強いニュアンスで使われるという。
ちなみに、方言のちんちんのアクセントは、下半身を指す言葉とは違っている。「ニンジン」「新聞」「人間」のように平板に発音するそうだ。むしろ、発音を間違えると大変なコトに...。
なお、安藤さんのツイートにあった「金玉」は、名古屋・大須のアーケード街にある巨大な金色の玉のこと。こちらをめぐっても、JKたちがキワドイ会話(?)を繰り広げていた。
(C)安藤正基・一迅社/八十亀ちゃん製作委員会 ちなみに、17年2月には同作ヒロインの八十亀最中が名古屋の「観光文化交流特命大使」に任命されている。放送が始まったばかりのテレビアニメも、声優陣を地元出身者で固めるなど、さすがのこだわりようだ。
(C)安藤正基・一迅社/八十亀ちゃん製作委員会 テレビ愛知ではゴールデンタイム(毎週木曜19時53分~)に放送。そのほか、TOKYO MXやAT-X、各動画配信サイトなどでも放送・配信される。
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「大人はいいぞ!社会人を楽しもう!!」 鳥取駅の「新社会人応援」ボードに反響
春から新社会人となった利用客を応援するため、鳥取駅が設置したメッセージボードが話題になっている。
タイトルは「新社会人のみなさまへ贈る 新社会人あるある」。いったい、どんな内容なのか。さっそく、話題のボードをご覧いただこう。
坂道(@mllrn_8026)さんのツイートより イラストつきで、全体的にコミカルなテイストだ。ボードの下部には、
「大人はいいぞ!!社会人を楽しもう!!これから素敵な出会いや仕事に恵まれることをお祈りしています。ご就職おめでとうございます」
というメッセージもある。やっぱり、新生活のスタートは誰でも不安なもの。会社に向かう道中でこのボードを見たら、勇気づけられること間違いなしだろう。
なぜこうしたメッセージを?
話題のボードは2019年3月30日から4月4日まで、鳥取駅構内に設置されていた。描かれた「新社会人あるある」の内容を詳しく見ていくと、
「自分の社員証や名刺が嬉しい」「親のありがたみがわかる」「趣味の自由度が上がる」「初任給は親にプレゼントしたくなる」
などポジティブなものばかり。かわいらしいイラストも相まって、なんだか微笑ましくなってしまう。
こうした駅側からの気持ちのこもったメッセージに、ツイッターではこんな反応が。
今日は色々ありましたが、入社式のところも多かったのでは。 ということで、恒例、鳥取駅ホワイトボード芸! 今回は新社会人あるあるでした。相変わらず絵が可愛いくてほっこりしました。業界用語はJRさんらしいですねw t.co/CfoyCMYNA5
鳥取駅のホワイトボード。 素敵な言葉に見入ってしまった。 「初任給は親にプレゼント」 分かるなぁ。 自分のときは、母の日のカーネーションだったなぁ。 #新社会人の皆さんへ #新社会人あるある t.co/klvIFdz81V
こうしたボードを設置した理由について、JR西日本米子支社の広報担当者はJタウンネットの取材に、
「新社会人になることが怖かったり、緊張でカタくなったりする方も多いと思います。そうした不安を少しでもやわらげたいと思い、今回のボードを設置いたしました」
と説明した。粋な取り組みに、拍手。