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【キャンプ/BBQ初心者の方必見?!】熾火って?焚き火やBBQでの料理や調理する際に知っておいた方が良いこと

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BBQ/焚き火
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キャンプやアウトドアではBBQや焚き火で調理することがありますよね。
私はBBQ初心者の頃、木炭の場合、炎が出ている状態は「火が付いている」と安心し、木炭の炎が消えて赤くなって時は「火力が下がってしまうかも??」と不安になったりしました。
炎が消えてくるとうちわやドライヤーで空気を送り燃焼を促進させたり、木炭表面の灰を吹き飛ばしてみたり、と色々やりました(笑)

今は多数のBBQを経験し、以前に比べれば木炭の扱い方というものに理解が深まりましたし、経験値が上がったことで無駄が減り、要らぬ心配もしなくなりました。
ということで、今回は薪や木炭の使い方として知っておいたほうが良いことを書いていきます。特に初心者の方、これからBBQに挑戦したい、という方の参考として頂くことが出来れば嬉しく思います。

炭や薪の安定燃焼、熾火(おきび)とは?


木炭は、火おこしの時にしっかりと火を入れてあげれば、後は比較的最後まで火力が安定します。
炎の有無はあまり重要ではなく、炭にしっかり火が入っているかどうか、が重要です。
見極めは炭の色、赤くなっている炭の量で判断しますが、初めの火おこし段階ではボーボー炎が上がる程度に燃やしてしまう方が簡単です。
火おこし器があれば問題なく出来ると思います。
あまりに火が入らな過ぎる状態だとコンロに移してもBBQが出来るまでに時間が掛かってしまうのですが、炭の5割程度が赤くなって入れば充分過ぎるくらいです!


焚き火の場合、はじめは薪がバンバン燃えて大きな炎が上がりますが、


しばらくして炎が消えると薪が真っ赤(一部青い炎をまとっていることも多いですよね)になります。

この炭が赤くなっている状態や薪が真っ赤になっている状態を「熾火(おきび)」と言います。

BBQの調理は熾火で行うべし

炭や薪からバンバン炎が出ている状態は、見るからに火力が強そうですし、焼き肉なんかで強火で一気に表面を焼き上げて旨味を閉じ込める、という手法を知っていればこそ、強火=炎が出ている状態が良さそうに思うのですが、実際にやってみると火力の扱いが難しく、すぐに焦げてしまったり、焼きムラが出来てしまったりと失敗しやすいのが実情です。(少なくとも私の場合はそうでした)

中華鍋を使って炒める系の料理や早くお湯を沸かしたい、などの場合を除けば火力をある程度一定に保つことができれば調理もしやすくなりますので、ボーボー燃えている状態を抜け、炎が落ち着いた状態、所謂熾火の状態が調理には向いています。

ピザを窯で焼くシーンを思い出してみてください^^
ピザ窯は、奥に熾火があり、中央から手前にビザを入れますが、1分~数分で焼きあがります。
知り合いのピザ屋さんに聞いたところ、窯内の温度は400℃前後に調整しているそうです。
この場合、1分で焼きあがります。

または、魔女の宅急便で、ご婦人宅の薪オーブンで「ニシンとカボチャの包み焼き」を焼くシーンがありますが、アニメでもしっかり熾火になっています。

それから、焚き火で調理する場合は鍋などの調理器具にススがつきますが、熾火でしたら炎が出て燃えている状態よりもススの量が減りますので掃除や手入れが楽になる、という副産物もありますね。

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木炭が燃えている時の温度の話

一般的にBBQで使われる黒炭ですが、初期燃焼時(炎を上げて燃え盛っている時)は900℃~高い時で1,200℃にもなります。
炎が落ち着いて安定燃焼に入るとおよそ700〜900℃になり、これが継続されます。
ただし1時間、2時間、3時間と温度が安定する訳ではありません。
コンロのサイズによりますが、数十分からせいぜい1時間もすれば火力のコンディションは大きく変わって来てしまいます。
火が弱くなる前に追加の炭を投入し、炭に火が入る準備時間を考慮してあげると火力を長時間安定的に管理することが出来ます。
または、再度火おこし器を使って、安定燃焼に入った状態の炭を追加する、という方法もあります。(焼肉屋さんでよくあるやり方ですね)

なお、備長炭は約600℃〜800℃で安定的に燃焼し、黒炭よりも燃焼温度が低いことからその消耗が抑えられ、結果長持ちします。

熾火は煙が殆どでない

BBQ時に食材の水分、汁、油などが木炭の上に落下・付着し、これが燃えることで煙が出ることはありますが木炭はもともと炭化しているため燃焼時にも煙はほとんど出ません。

薪の場合は不完全燃焼を起こしている場合に煙の量が多くなります。
熾火の状態=薪が炭化した初期状態ともいえますが、注意したいのは、炎が消えた時ではない、ということです。
薪の組み方や風向きなどの天候状態に因っては、薪が炭化しきっていない状態でも炎が消えてしまいます。
この状態ですと煙がモクモク立ち昇るのですぐに気が付けると思います。

完全に炭化しきっていない状態であれば、うちわや火吹き棒などで真っ赤になっている部分に酸素を送ってあげることですぐに炎が出ます。
炎が出れば煙が消えて再度燃焼状態に入ります。

炎が消え、ほとんど煙が出ない状態になれば熾火の完成です。

熾火で調理する際に気を付けること

熾火は燃焼時よりも温度が低い

上述の通り炭や薪が燃え盛っている時よりも熾火状態のほうが温度が低くなります。
ので、一般的なBBQコンロや焚き火台で、熾火にしてから調理する場合、熾火と五徳(ゴトク)やBBQの網の距離を調節出来るタイプが便利です。


出展:https://www.snowpeak.co.jp/

こちらはスノピのBBQコンロですが、ハンドルで高さを調節することが出来ます。


出展:https://www.snowpeak.co.jp/

火力が強すぎると感じたら熾火から離す、火力が弱いと感じたら熾火に近づける、など微調整が可能なことは意外と重宝する機能なのでおススメです。

熾火状態になるまでじっくり待つこと

上で述べたように、木炭はしっかり熱が入れば熾火の状態、薪は炭化しきった状態が熾火の状態です。
薪を使う場合は特に、「薪が完全に燃焼しきった状態」「薪が炭化しきった状態」になるまでじっくり待ちましょう。
煙が出ている状態ですと

  • 周囲サイトのキャンパーに迷惑が掛かる
  • 料理に煙の匂いが移る
  • そもそも煙たくて調理どころではない
  • と良いことはありません(^_-)-☆

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