銭湯だけが楽しみさ | 放浪乙女えくすとら

銭湯だけが楽しみさ

テーマ:上京後

お久しぶりでございます。。。
相変わらず時間にも心にも余裕がなく、ついに先月は1回も更新しないという未だかつてない放置プレイをやらかし、刻々と廃墟化が進んでおります当ブログへようこそ。。。

もうこのままフェイドアウトしようかしら…と思わなくもなかったけれど、なんか、この場を失ったらいよいよ仕事しかない人生になってしまいそうなので、勇気を出して(?)久々に更新します。

 

パンが無いならケーキを食べればいい。温泉に行けないなら銭湯に通えばいい。
ということで、最近の、わたしの数少ない楽しみは、銭湯です。
徒歩圏内に3軒の銭湯があることは前から知っていて、時折、気が向いたら足を運んでいたのですが、先月から新宿浴場組合が「ゆげじい祭り」というスタンプラリーイベントを始めたために、湯船好きかつスタンプラリー好きという二重の嗜癖を刺激され、毎週の休日にせっせと銭湯通いしております。
まあスタンプを貯めたところで、先着4000名にゆげじいグッズが当たるという特典しかないのですが、何ごとも、締切とか制限があるとしぜんに気合が入るもので、今までは漫然と近所の銭湯に行くだけだったのが、自転車で足を伸ばして新規開拓も試みています。
前に、職場周辺のショコラティエを毎日食べ歩いていたのと、やっていることは近いですね。根っからのスタンプラリー体質なんだと思います。旅行も、どちらかというとフラッグハンター傾向がありますしね。

 

新宿区に銭湯がある、というのが、またいいのです。
思えば、新宿に住もうと思ったのは、チュートリアル福田氏の影響でした。ラジオで昔、徳井さんと「東京に行ったらどこに住む?」というトークをしていて、徳井さんは“三軒茶屋”とわりと普通の回答でしたが、福ちゃんは“新宿”と答えていたのよね。徳井さんが「新宿なんか、人の住むとこちゃうやろ」とツッコんで福ちゃんがなんと返したのかは覚えていませんが、そのチョイスはやけに印象に残っていたのです。
実際に住んでみると、新宿(正確には新宿“区”だけど)はいたいそう便利ではありますがちゃんと暮らせる環境もあり、次もやっぱりこの辺に住みたいなあと思います(まあ飽きたと云えば飽きましたが…)。特に銭湯のある辺りは古い民家や商店が残っていることもあり、そういう場所に出くわすと、新宿の知られざるよさを勝手に発見したような気になって、奇妙に得した気分にもなるのです。
そんな(どんな?)、新宿区の銭湯を、ゆるくレポってみます。
休日の夕方に行くことが多いのですが、おお今日は空いてるな~貸し切り状態やな~ということはあまりなく、いつもそれなりにお客さんが入っています。大半、いや95%がご老人なのは、「ふれあいパスポート」なる月4回無料になる券を所持しているからなのか…?
何度も申し上げますように、人とのふれ愛が苦手なわたくしは、銭湯で人生の先輩方と裸のコミュニケーションを取るようなことも特になく、淡々と入浴を済ませて帰ることがほとんどです。ただ、一度ですが隣に座った湯婆婆のようなおばあさんが物も言わずにじーっとわたしを見ていたことがあって、言葉をかけるのも憚られるほど怖かったです。

弁天湯(余丁町)
住宅地のなかに燦然とそびえる煙突が目印。家から近く、前にも何度か行ったことがあるけれど、今まで行ったなかで最も設備充実度の高い銭湯です。ジェットバスの数と種類の多さ、薬湯、水風呂、サウナ(別料金)、そしてなんとっ、露天岩風呂まで! ほとんど屋根と壁で覆われているので、半露天、いや、1/4露天くらいですが、気分はちゃんと味わえます。先日の露天風呂は、ほのかに甘い香りのする「黒糖湯」でした。浴室は「竜宮の湯」「桃源の湯」と2つあり、男女日替わりになるそうですが、わたしはなぜかまだ、「桃源の湯」にしか当たったことがなく、「竜宮の湯」にあるという「オスマン風呂」を一度も体験できていないのがなんとも口惜しい…。脱衣所も広くて、清潔で、テレビが多い(笑)。健康ランドほどくつろげないまでも、コーヒー牛乳の1杯でも飲んでひと息つきたくなる銭湯です。

 

塩湯(三栄町)
硬質なタイルの外壁に燦然と輝く看板がかっこいい、町なか銭湯。玄関の坪庭も洒落ています。ここは、新宿区ですがエリア的には新宿というより四谷ですね。後に紹介する若葉湯もそうですが、四谷の銭湯は、なぜかとてもお湯が熱い! 足を浸けた瞬間、思わず「ひゃっ」と引っ込めてしまうような熱さで、体まで沈めるのにしばし時間を要しました。こ、これが江戸っ子の銭湯というものなのでせうか…? 浴槽は2種類で、この日はヒアルロン酸湯でした。

 

若葉湯(若葉)
四谷と信濃町の間にある小さな銭湯。壁画はモザイクタイルで、馬に王女様だか女騎士だかが乗っている中世風?の絵が、子どもの落書きのようなタッチで描かれています。銭湯の壁画にこれを採用するとは、なかなか興味深いセンスです。番台もちょっと変わっていて、元々あった番台を壁で囲っているのか、おじさんがとても圧迫感ある空間のなかに押し込められていました。。。前述のとおり、ここもお湯が熱くてビックリしました。45度くらいあるのか…?

 

  
大星湯(市谷台町)
ここも家から徒歩で行けるので、家風呂の延長的な感覚で、スタンプラリー以前からちょこちょこ行っています。新築っぽいマンションの1階という立地はやや珍しいですが、設備や脱衣所は広めで新しく、なんというかとても平均的な銭湯。ジェットバスにでんき風呂(入るとピリピリする)、サウナと水風呂。壁画は印象派っぽい構図のボート遊びの絵。
ところで、大星湯さんとは何の関係もなく、水風呂についてここでひと言、云いたいことを思い出しました。今年、登別温泉に行く機会がありまして、そこのホテルの風呂に温度32度くらい?の低温風呂というのがあったんですが、これがすこぶる気持ちよかったんですよ。アツアツの温泉・露天風呂をひと通り廻った後のこの低温風呂は、実に絶妙な温冷バランスでして、銭湯も、水風呂ではなく低温風呂だと最高なのになあ…と、毎度水風呂にチャレンジしてはやっぱり冷たすぎて挫折してしまうわたしは思うのでした。

 

柳湯(牛込柳町)
入口を入ると右に下駄箱、左に番台があるちょっと珍しい造り。浴槽は2つ、脱衣所も浴場もそれほど大きくはなく、壁画は竹林のウォールペーパーと、第一印象はあまりインパクトがなかったのですが、ここの売りはそんな上っ面ではなく、地下水をくみ上げて薪で沸かしているというこだわりの湯。土曜日の「生ハーブ湯」は、薬草の臭いがむんむん沸き立ち、むちゃくちゃ体に効いている感じがしました。肌もつるっとしたような気がします。

 

東宝湯(新宿)
ここは、銭湯じたいもさることながら、立地というか、風景がいいです。 階段になっている坂のふもとにちんまりとあって、その階段を上りながらふと後ろを振り返ると、ぽこぽこと群生する高層マンションの風景。銭湯の周りはどちらかというと三丁目の夕日的町並みなのですが、まるでそれこそ銭湯の壁画のように、夕靄にけぶるビルの背景は、やけにドラマチックに見えました。銭湯は浴槽が3つあって、ジェットバスも充実。

 


蓬莱湯(四谷)
前の職場の通勤ルートにあり、何度か行ったこともある銭湯でしたが、今年の9月末を以て無期限休業に入っていました…!破風造り、木製ロッカーという風情あふれる建物、そして、番台から着替えが丸見えという昔ながら感。浴槽もシンプルに2つ。思えば、新宿にも銭湯ってあるんだ…と気づいたきっかけはここだったかも。併設のコインランドリーは現在も営業していますが、いつか銭湯も再開してくれるといいな…。