橋本真一×山本一慶「お互い寂しかったよね」 舞台『メサイア -黎明乃刻-』対談【第三回】

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「だんだん、隣にいる居心地が悪くなってきて」(橋本さん)

――それは山本さん、寂しかったですね(笑)。ちなみにチャーチ側と北方連合側で、楽屋が分かれてしまうことはなかったんですか?

山本 それはきついなぁ!(笑) 楽屋の席は、ずっと隣のままでした。

橋本 でも僕、実は途中からやめたことがあって! いつも本番中、舞台裏で一慶が座っているところがあって、その隣に僕が座って、またその隣に村上幸平さんが座っていたんです。公演序盤はそこまで気にしていなかったんですけど、北方連合に行く自分を演じているうちに、だんだんその並び順の居心地が悪くなってきて。

山本 知ってるよ、それ(笑)。

橋本 気づいてた!? いつものルーティーンになっているから、一応その位置には座ってみるんですけど、すぐ立ち去るっていう(笑)。

山本 だって、あからさまにソワソワしてたから。どこか行きたいんだろうなって(笑)。

橋本 そうそう。役への思いが深まるにつれて、無意識に居心地の悪さを感じるようになってしまって。だから『黎明乃刻』でも、そういうことがあるかもしれないですね。
――では最後に、公演を楽しみにしている皆さんに向けてメッセージをお願いします!

山本 雛森と小暮は、過去が明かされていない2人でありながらも、何か絆のようなものは生まれていて、それがより強い絆へと変わっていく、きっかけになるようなものは既に持っているんじゃないかと僕は思っています。

彼らの過去を掘り下げていきながらも、二人の新しい関係を作っていきたいと思っていますので、ぜひ注目して観ていただけたら。『刻シリーズ』の完結、その結末を楽しみにしていてください!

橋本 ストーリーがまだ分からないので何とも言えない部分がありますが、本当に今までの全作品、真ん中に立ってきた方々が見せてきてくれたものは本当に大きくて。

その想いを背負っているという自負は僕たちにもありますので、そこは絶対に変わらないものとして、お客様にしっかり届けたいと思います。『刻シリーズ』完結ということで、一緒に盛り上がっていただけたらと思います!
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