 このボイラーは縦に置いて銀ロウ付けをするのですが、その際気をつけるべきことは16本の炎管が下に抜け落ちないようにすることです。 炎管の一端を軽くフレアリングして少し広げるという抜け落ち防止策もあるのですが、少々面倒なので簡易策をとりました。 それは、下の炎管板の裏に押し込んだ厚手の断熱材(カオウール)の円盤で炎管群を支えるという方法です。 これは最初のパッフィンボイラーやイマーラ用ボイラー作りのときはうまくいったのですが、今回は素材節約ということで、その時使った断熱材円盤を再利用したのが間違いのもとでした。 もともと脆くて軟らかい断熱材なので、3回目ともなるとすっかり腰が弱っていたために炎管をしっかり支えられず、ロウ付け中に何本もずり落ちて危うく炎管板から外れかかるという無様な仕上がりになってしまいました。 右に置いてあるボイラー覆いは銀ロウ付けにはせず、あとでボイラー胴へネジ止めします。 |