t_inaba

そうですね。 趣旨があの通りなら、どんな書き方しようとも裁判所の結論は同じですか。 これまでの傍聴記を確認した限りでは、どの被告も概ね変わらないみたいです。 根拠がないことが明らかなのに、どういう調査検討をしたか説明出来ていないのがなんとも。

まぁ、単純に何もしてないから答えられないだけだと思ってますけれども。裁判官だって法曹ですから、同じ試験を死ぬ思いをして通ってきたわけで、それに実務経験を加えて得てきた法的知識とおよそそぐわない訳の分からん理屈で自己正当化してきたら、やはり出だしから印象は悪いと思いますよ。

「余命ブログに書いてあったので信用した」と言った被告もいるそうですが、どの部分か聞かれて答えられなかったそうです。 なんか言いたいことだけ言って結審を求めている被告が多いんですけど、最高裁まで行けば勝てるという余命の言葉を信じているんでしょうね。

橋下センセの事例を見て、期待してるんでしょうね。あの件は本当に最高裁判決に驚きましたし、最高裁には失望しました。今なお本件のような事案の拠り所になっているのを見て、余計な判断をしてくれたなと思っています。

刑事事件における弁護人の立ち位置や、マスメディアによる情報発信の影響を考慮していない、不当な判決だと思いました。類似事案は今後なかなかでないでしょうが、もしあれば最高裁まで頑張っていただき、判例変更して欲しいですね。

横から失礼します。今後の類似事案に対する予防策についてなのですが、”判例がある”だけでは長期的には効果が薄いと思うのです。 なので、法律に疎い一般人でもこれからやる懲戒請求が適法か違法か、またはグレーかを判断出来るマニュアルが有ると長期的な効果を期待できると思うのです。

今回の懲戒請求はマニュアルなど不要なレベルで「誰がどう見ても不当な懲戒請求」だと思いますが、 それはそれとして今後こういう下らない懲戒請求が発生した際に、過去の判例による抑制と弁護士の自力救済しかないというのはおかしいので、弁護士会として何らかの対応を考えてあげてほしいですね。