第十五話:転生王子は調査する
居住予定の島についた。
ここが一発目であり本命だ。
なにせ、食料が豊富で天候も安定している。
しかも、クロハガネほどではないが鉱物も採掘できる。
鉄などは少ないが、金と銀、水銀が採掘可能と錬金術師の資料にはあった。
これらの金属は便利であることに加え、ドワーフたちは鍛冶が好きだ。
なら、ある程度腕を振るえる環境のほうがいいだろう。
今回の探索は時間がないことから、ぐるりと外周を回って、それから対角線を歩くようにすると決める。
「注意深く見てくれ。俺は人の痕跡がないかを中心に見て回る。ヒバナは危ない獣がいないか、サーヤは住みやすいかどうかを特に気にかけること」
「わかったわ」
「はいっ、がんばります」
まだ、ぎりぎり日は落ちてない。
明るいうちに、なるべく調査を終わらそう。
◇
全員、身体能力を魔力で強化できるということもあり、おおよそ二十キロ近い外周を短時間で歩ききった。
そして、いよいよ対角線を通るようにして、島の中を歩いていく。
「まず、ここに先住民はいないな。人の痕跡がまったく見つからない」
この狭い島で、海にある資源をまったく使わないということは考えにくい。
魚介類や塩を始め、海からはさまざまな恩恵が得られる。
だというのに、一切海辺には人の痕跡がない。
温暖な気候ということもあり、ヤシの実なんてものまであった。
喉が乾いたので、一人一つヤシの実を失敬して、殻を割って飲みながら歩いている。
「私も同意見ね、人は住んでいないと思う……このヤシの実というのはいいわね。青臭いけど、ほのかな甘味がうれしいわ」
ヒバナが言う通り、このヤシの実は青臭い、それによくよく味合わないと感じ取れないほど糖分は少ない。
それでも、さまざまな栄養があり、探索には助かる。
ヒバナが足を止める。
「ちょっと迂回をしましょう。たぶん、クマがいるわ。それも爪痕からして、二メートル越えの。筋力もそれなりにある。会うと危ないし、無駄な殺生は避けたいもの」
「それもそうだな」
爪痕は縄張りの主張。
なら、それを避ければ主は襲ってこない。
サーヤのほうを見ると、恐ろしく真剣な顔で、何一つ見落とさないように周囲を観察していた。
民の命がかかっているのだからそうなるだろう。
邪魔しちゃ悪いので、声はかけないでおく。
そうこうしているうちに、水音が聞こえてきた。
そちらに向かって歩く。
「けっこう大きな川ね」
島の中央に近い位置にこの川はあった。
「水が澄んでいるし、魚も十分。それに、水を飲みに来る動物たちもいる。思ったとおり住みやすそうだ」
水源の確保は非常に重要だ。
ドワーフの場合、最悪持ち前の火の魔術で海から水を作れるとはいえ、毎回それをするのは面倒。
こういう、大きな川の近くに集落を作れば何かと便利だ。
サーヤがしゃがみ、川の水を飲む。
「美味しいお水です。……本当にヒーロさんが言ってた通りの島です。自然が豊かで食べるものが溢れていて。危険な獣は居ても、魔物はいない。平地も多くて、水源は豊富、少ない手間で畑が作れる。気候もすごしやすそう。理想的な移住先ですね」
「今のところはそう見えるな。だが、結論を出すのは最後まで見て回ってからにしようか」
「はいっ、そうします」
サーヤがぐっと握り拳を作る。
それから、お腹が鳴った。
「ごっ、ごめんなさい。安心したら急にお腹が空いちゃって」
遅めの昼食だったが、これだけ動いたのなら腹も減るだろう。
「調査が終わったら、飯にしよう。せっかくだし、この島のものだけで飯を作って見せようか? 面白いだろう」
「それはいいわね」
「はいっ、参考にさせてください!」
ここまでの探索で良いものをみつけていた。
色々と、ここだからこそできる贅沢がある。
そうして、立ち上がろうとしたときヒバナが首をかしげる。
「今、川底が光らなかったかしら?」
「あっ、本当です。きらきらしたもの……というか、あれって金じゃ。間違いないです。あれ、砂金ですよ」
ドワーフの特性で、鉱物の見分けは得意らしい。
「言わなかったか? ほら、ずっと遠くに見える山があるだろう。あれは金山だ。金山が近くにあると川で砂金がとれる」
「すごいわね。手付かずの金山なんて」
「はい、金でいろいろと細工ができるのは楽しそうですけど。火種にならないかが心配です。下手したらそれを取り合いになって戦争に巻き込まれるかもしれません」
流通する貨幣の基盤なのだから、どの国も血眼になって探し、確保しようとする。
そして、新たな金山が見つかればそれを巡って戦争すら起きる。
「陸続きならな。ここまでこられるような船を作れるのは俺たちだけだよ。離島のメリットがそれだ」
陸つながりなら、金山なんてものを手に入れた場合、どれだけ隠そうとしても情報は漏れる。
しかし、こんな離島なら情報の漏れようがない。
「あとで行ってみましょう。実際にどんなものか見てみたいです」
「ああ、俺もそのつもりだった」
鉄もほしいが金もほしい。
鉱山のチェックは欠かせないだろう。
◇
島の環境は調べ終わり、ちょうど島のど真ん中にある山にやってきていた。
金と銀が眠っているはずの山だ。
川に砂金が流れていたことから、金があるのは間違いない。
問題は銀もあるのか? また、それぞれの埋蔵量はどれぐらいかだ。
山に上り、その調査はサーヤに任せる。
サーヤのほうが、俺よりも数段探索範囲も精度も高い。
サーヤはただ無造作に歩いているように見えて、土の魔術で山の中を探っている。
歩きながら、キツネ耳がぴくぴくと何度も動いた。
「驚きました。すごい埋蔵量です。多すぎて、どれだけ眠っているのか把握できません。ちょっと掘ればすぐに金が手に入りますよ」
「そうか。それはいいな」
「あの、本当に私達がこの島を使っていいんですね。すごく失礼な質問をします。……あとから金を独り占めしたくなって追い出したりしませんか? そんなことになるなら、私達はここを諦めて残りの候補にかけます」
なかなか、見えている。
上に立つものとしての意見だ。
「それはないな。ドワーフたちが独り占めしようとしなければの話だが。お互い、好き勝手掘ればいい」
「わかりました」
わかったと言いつつも、サーヤの中では減点ポイントなのだろう。
金を資源ではなく、火種として見ている。
もし、残りの候補を見て回って、同じような居住環境があればそっちを選ぶだろう。
俺の考えが浅はかだった。金があれば、鍛冶や細工ができると喜んでもらえると思ったが、そこまで気楽ではいられないらしい。
「これで、この島の調査は一通り終わりだな。なら、飯にしよう」
「ええ、お腹ぺこぺこね」
「私も、ご飯が楽しみです」
この島に来て良かったと思ってもらえるよう、腕によりをかけてつくろう。
◇
川で身体を清め、代えの下着に着替え、今まで身につけていたものは洗う。
その後は目星をつけていた居住するならここだという場所にやってきて、焚き火を囲みつつ夕食の用意をしていた。
今日の主食は、麦粥だ。
この島に自生していた麦を使ったもの。小麦よりは大麦が近い。
なので、パンにしてしまうとグルテンが足らずにかっちかちのひび割れパンになる。
だけど、スープに入れて煮込むと味がよくしみてうまいのだ。
「にしても、ヒバナはすごいな」
「サバイバルは得意よ」
そのスープの主役はヒバナが狩りをした野鳥だ。
通常の鳩を二回り大きくしたようなもので、食べごたえがある。
下ごしらえしたあと、たっぷりと塩を塗り込み、焼き目を入れてカットしてからスープに投入。
スープのほうは、海辺に居た小さな蟹を甲羅ごとすり潰したもので出汁をとり、海から得た塩で味を整えて濾している。
蟹の濃厚な出汁がでており、香りだけで空腹を刺激する。
蟹のスープにハト肉は少々乱暴だが、ハトの肉は癖が少なく意外となんにでも合う。
大麦がスープを吸ってぱんぱんになったところで完成。
「食べてみてくれ。すべて、この島の材料で作った飯だ」
大麦、蟹、塩、野鳥。
すべてが現地調達。
「では、さっそく。……いけるわね。これ」
「はい、とってもとっても美味しいスープです。スープをたっぷり吸ってむっちりした大麦がたまりません」
俺も食べてみよう。
うん、思ったとおり蟹からいい出汁がでているし、ハト肉もうまい。
品種改良をしたものじゃないから、味に不安があった大麦も、ちゃんと主食にできるレベルだ。
「この大麦、冬になる前にできるだけ集めておきたいな」
「そうですね。主食が確保できるのはいいですし、春になったら植えてもいいかもしれません。こんなに美味しいんですから」
サーヤがうんうん頷いて、大麦粥を流し込む。
とても満足げな顔だ。
「こっちに移住したら、すぐにでも冬に備えてくれ。俺も援助するが、できるだけ自分たちでやっておいたほうがいい。そうだな、大麦集めと、あとは漁に出て魚を集めて、燻製か塩漬けだ」
「それもいいですけど、シカやイノシシがたくさん居ました。干し肉や塩漬け肉もいいですね」
「ああ、肉もか。羨ましいな」
なにせ、カルタロッサの場合、農業がうまく行かずに肉に依存し、狩りすぎて、近場の山じゃほとんど動物がいない。
「ちょっとなら、おすそわけしますよ」
「狩りすぎるなよ。俺の国の二の舞になる」
俺の冗談にサーヤが笑う。
「あと、ヤギもたくさん見ました! ヤギは捕まえて飼いたいですね。そしたら毎日、ヤギのミルクが手に入りますし、服の材料にもできます。あと、綿の花も自生していましたよ。ヤギの毛と綿があれば、大抵の服は作れちゃいますよ」
「ドワーフは服も作るのか」
「別に鉱物専門じゃないですよ。私達は手先が器用で、ものづくりはなんだって好きです。落ち着いたらヒーロさんの服も作ってあげますね」
「ああ、頼むよ」
そう言えば、クロハガネの面々が着ている服はやけに仕立てがいいと思った。
「本当に、ここはいい島です」
「そうだな、俺もそう思う」
もし、カルタロッサが詰んだとき、避難先として選びたいと思うぐらいには。
「さてと、食事の次はデザートだ。甘いデザートなんてものを用意したんだ」
「甘いデザート? さすがに果物が自生しているのなんて見なかったわ」
「そうですね。私も気づきませんでした。旬が外れて、春や夏が楽しみなのはありましたが、実っているものは一つもなかったはずです」
「いや、果物は使わない」
「もしかして、ミツバチがいたの!? それはすごいわ」
「そっちも違う。食べてからのお楽しみだ」
このあたりだと甘いと聞いた瞬間に思い浮かべるのは、果物とはちみつだ。
なぜなら、砂糖きびは気候の関係で、俺たちのいる大陸では育たない。サーヤの反応を見る限り、こちらでもそうなのだろう。
それもあり砂糖はとてつもない貴重品であり、それを使うことを想像すらしない。
なので、甘いものと言えば果物とはちみつ。
はちみつのほうも貴族の娯楽とされていて、なかなか庶民の手には届かない。
俺は焚き火の灰の中から、濡れた木の皮の包みを取り出す。こうすることで蒸し焼きにできる。
包みを解くと、中には大きな貝殻があって、貝殻を開くと蒸しパンがあった。
「うそっ、ほんとうに甘い匂いがするわ」
「とっても優しい匂い、うっとりしちゃいます」
「食べてくれ。この島の甘みを」
待ちきれないといった様子で、二人が蒸しパンにかぶりつく。
「これ、もちもちで、中から甘くてどろっとしたものが溢れて、幸せ」
「はううう、甘いですぅ。とろけちゃいます」
ふたりとも、顔をにやけさせて、俺の作ったデザートに夢中になっている。
そこからは無言になり、一気に食べてしまう。
女の子の多くは、甘い物が大好きだ。
だけど、この世界じゃ滅多にそういうものは食べられない。
よほど嬉しかったのだろう。
「ありがとう。本当に美味しかったわ」
「一瞬、天国のお母様が見えました」
「喜んでもらえて何よりだ」
「こんなのどうやって作ったの?」
「ヤシの実だよ」
「嘘よ。甘かったけど、ほんの少しって感じだったわ」
品種改良されていないヤシの実なんてそんなものだ。
「煮詰めたんだ。大きなヤシの実の汁を大さじいっぱいぐらいにまで煮詰めるととても甘くなる」
この蒸しパンは正確には蒸し餡パンだ。
自生していた芋を潰して、煮詰めたヤシの汁を使って餡にする。
パンの部分は大麦。グルテンが足りなくて普通に焼いたらかっちかちになる大麦も蒸し焼きにするとふかふかになる。
「今日の夕食は満足していただけたかな?」
「最高だったわ」
「はい、ここに住むのが楽しみになりました」
「それは良かった」
俺は微笑んで、錬金魔術を使う。
地中から土が盛り上がり、固められてドーム状になる。
側面には空気穴を作っておいた。
「今日はここで寝よう。明日の朝には出発だ」
「相変わらず便利な力ね」
「これなら、あっというまに住むだけの家はできちゃいますね」
中で灯りをともし、三人が入ってから扉を作ってはめ込む。
大型のクマだろうと、これは壊せない。今晩の安全が担保できた。
今日はもう寝よう。
明日も早いし、体力を取り戻さなければ。
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