佐賀県・からつボートの「スカパー!JLC杯ルーキーシリーズ第8戦」は18日、最終日の12Rで優勝戦が行われ、1号艇の安河内将(29)=佐賀=がインからコンマ13のトップSで逃げを決め、通算2回目の優勝を決めた。
5回目の挑戦でついに決めた。絶好枠にどっしり構えた安河内が、他艇に見せ場を与えることなくイン先マイ。「Sは気持ち良くフルショットで行けた。仕上がりも完璧だったことにしておきましょう(笑)」と、悲願の地元初Vに甘いマスクがほころんだ。
この優勝で現勝率(18年11月~)も、A1ボーダーちょうどの6・23まで引き上げた。「今期は情けないレースが多かった。でも、何とかここまで持ってこられたので成長したのかな」。来期のA1残留にも望みをつないだ。ヤングダービー出場(9月・三国)は今年が最後。「もちろん優勝を狙っている。SGに行くためには一番の近道ですからね」。レーサー人生のサクセスストーリーは、まだまだこれからだ。