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顕微鏡道楽

顕微鏡で遊ぶ
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レイマーの対物レンズにOLYMPUSの接眼レンズ New!!

私は、顕微鏡について何も知らない5年ほど前に、ヤフオクから双眼のOLYMPUS CHAを買ってしまい、その時にレイマーの20X接眼レンズを買っていました。

昨日、試しに、OLYMPUS BHSにレイマーPlan60対物レンズを取り付けて、レイマー20X接眼レンズを着けて覘いてみた。
色収差などの各収差は、素人ながら、レイマーの接眼レンズより、OLYMPUSの接眼レンズの方が良い感じがした。

10X対20Xの倍率の問題は大きいと思うが、レイマーの対物レンズには、レイマーの接眼レンズよりむしろOLYMPUSの接眼レンズとの相性が良いのかも知れないと感じた。
OLYMPUSとレイマーは、同じコンペンゼーション方式補正と聞いている。
ひょっとして、まったく同じ補正だったりして...?

単純に、OLYMPUSの接眼レンズの性能が良いのかも知れませんが。
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EOSセンサーの汚れ New!!

これまで、カメラでは風景や人物を撮っていたので、センサーの汚れは気にも留めていなかった。
目視では何も見えないので、長年綺麗なままのつもりになっていた。

このたび、アップした動画のカメラセンサーが汚れているとの指摘があった。
「実体顕微鏡でセンサーを見てみると分かる」ということで、早速確認してみた。
点々と、細かいゴミが思いの外沢山ある。
ブロアーブラシで空気を吹き付けてみたが、まったく取れずに、かえってゴミが増えてしまった。
これは拭うしかない。

古いミツトヨの実体顕微鏡が遊んでいるが、倍率20X固定なので使い道がない。
これを、掃除専用にセッティングして生かすことにした。
センサーの汚れは、これで十分確認できた。
古すぎて電球が入手できないので、上下の照明は取り外して、2,000円でヤフオクで買ったハロゲン照明を置いた。

下手にセンサーをいじって壊したのでは、泣くに泣けないことになる。
顕微鏡の清掃方法が書いてある、ツアイスのページアドレスを教えていただいたので、まずこれを読んでからにする。
その他、センサーの掃除方法の情報を、ネットでできるだけ集めることにする。
まずは、レンズペーパーなど、必要な掃除道具を手に入れなくてはならない。

↓使っていないミツトヨ実体顕微鏡で、EOS Mのセンサーを見てみた。
b19041801.jpg

↓実体顕微鏡で EOS Mのセンサーを見ると、ゴミが点々とあるのが分かる。
b19041802.jpg
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稲株から 原生動物を採集&培養(4)

本「原生動物の観察と実験法」の「稲株からの採集」を続けている。
レイマーPlan60Xを使ってみたが、スライドグラスの厚さが0.17mm指定のところ0.13mmなので、本来の画像にはなっていない。
ストロンビディウムが近いように思うが、繊毛虫の同定は、私にはほぼ不可能と思う。
しかし、動きの面白さに時を忘れてしまうほどだ。
ここのところ、位相差コンデンサを使った偏斜照明をしているが、明視野で透明に近い繊毛虫は見えるのだろうか。
次は、その辺を試してみたい。

↓繊毛虫は確実と思うが同定はできない。


↓ゾウリムシと思われる繊毛虫。
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カバーグラスの厚みは重要

レイマー60倍プランアクロマート対物レンズを使ってみているが、色のにじみやズレとコントラストが微妙に気になっている。

以前に、MWSさんに、レイマー60倍プランアクロマート対物レンズの使い方を、アドバイスしていただいていた。
この対物レンズは、開口数0.85と明るいので、カバーグラスの厚みは、指定の0.17を厳守して使う必要があるとのこと。
(現在使用中で高倍率のOLYMPUS Splan40は、それほど厳密な管理は不要とのこと。)
厚み0.17のカバーグラスの購入先は、販売店が限定されているそうだ。
※後に、本「顕微鏡観察の基本」を見てみると、開口数0.85のレンズの場合は、カバーグラスの厚みが0.02外れただけで、画質は本来の能力の約50%になるようだ。

取り合えず、手持ちのカバーグラスが使えないか、マイクロメーターで厚みを測定してみた。
測定の結果、マツナミカバーグラス(22×32)は厚み0.14mm0.13mm だったが、ケニスカバーグラス(18×18)は厚み0.17mm だった。
レイマー60倍プランアクロマート対物レンズには、厚み0.17mm のケニスカバーグラス(18×18)を使えば良いことになる。
そう言えば、最近は主に0.14mm0.13mmのマツナミ製を使っていた。
これが画質劣化の原因として、大きいのではないかと思う。
永久プレパラートを覘いて見ても、プレパラートごとに画質の違いがあるのは、カバーグラス厚さの違いが原因かも知れない。

60倍は原生生物など、特に微細な被見物に使用するので、狭いケニスカバーグラス(18×18)を使っても問題無さそうだ。
試しに、ケニスカバーグラス(18×18)を使ってみた。
気のせいか、色のにじみ、ズレ、コントラスト、共に向上したような気がする。

↓ケニスカバーグラス(18×18)は厚み0.17mm だった。
b19041604.jpg

マツナミカバーグラス(22×32)は厚み0.14mm 0.13mmだった。
b19041605.jpg
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稲株から 原生動物を採集&培養(3)

本「原生動物の観察と実験法」の「稲株からの採集」を実験している。
ゾウリムシと思われる原生動物が、増えている。
ゾウリムシは理科教科書には必ず登場するが、私は今回始めて見た。
生活環境があまりにも綺麗になってしまって、ゾウリムシが居るはずの汚れた側溝などが無くなってしまったからだろう。
これまで採集することが出来なかったが、田んぼには居たわけだ。
稲株の培養はおもしろい。

↓ゾウリムシと思われる原生動物。

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