レイマー60倍プランアクロマート対物レンズを使ってみているが、色のにじみやズレとコントラストが微妙に気になっている。
以前に、MWSさんに、レイマー60倍プランアクロマート対物レンズの使い方を、アドバイスしていただいていた。
この対物レンズは、開口数0.85と明るいので、カバーグラスの厚みは、指定の0.17を厳守して使う必要があるとのこと。
(現在使用中で高倍率のOLYMPUS Splan40は、それほど厳密な管理は不要とのこと。)
厚み0.17のカバーグラスの購入先は、販売店が限定されているそうだ。
※後に、本「顕微鏡観察の基本」を見てみると、開口数0.85のレンズの場合は、カバーグラスの厚みが0.02外れただけで、画質は本来の能力の約50%になるようだ。取り合えず、手持ちのカバーグラスが使えないか、マイクロメーターで厚みを測定してみた。
測定の結果、マツナミカバーグラス(22×32)は厚み
0.14mm0.13mm だったが、ケニスカバーグラス(18×18)は厚み0.17mm だった。
レイマー60倍プランアクロマート対物レンズには、厚み0.17mm のケニスカバーグラス(18×18)を使えば良いことになる。
そう言えば、最近は主に
0.14mm0.13mmのマツナミ製を使っていた。
これが画質劣化の原因として、大きいのではないかと思う。
永久プレパラートを覘いて見ても、プレパラートごとに画質の違いがあるのは、カバーグラス厚さの違いが原因かも知れない。
60倍は原生生物など、特に微細な被見物に使用するので、狭いケニスカバーグラス(18×18)を使っても問題無さそうだ。
試しに、ケニスカバーグラス(18×18)を使ってみた。
気のせいか、色のにじみ、ズレ、コントラスト、共に向上したような気がする。
↓ケニスカバーグラス(18×18)は厚み
0.17mm だった。
マツナミカバーグラス(22×32)は厚み
0.14mm 0.13mmだった。