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2019-04-19

糸井重里が毎日書くエッセイのようなもの今日のダーリン

・水曜日の「生活のたのしみ展」で、
 ぼくの歩数計が示した数字はたったの9549歩でした。
 まぁ、そんなもんかいなと思いました。
 第二日も、おもしろかったなぁ。
 全国から、知人、家族たち、いろんな人が来てくれたし、
 丸の内の人たちになじまれてきた感じもうれしかった。

 さまざまなスポーツの大会などで、
 無名に近い新人がハデなデビューを飾ることがあります。
 「今年の甲子園は彼のためにあったのか!」みたいなね。
 丸の内での第4回「生活のたのしみ展」という大会で、
 初日から想像を超える大活躍で目立っている選手は、
 どうやら「カレーの恩返しカレー」のようです。

 もともと、「カレーの恩返し」を発売してから、ずっと、
 「すぐに食べられるレトルトのカレーを出して」
 というご要望はあったのですが、
 「自信を持って出せるレトルトカレーができたらね」と
 のんびりかまえていて、「できなくてもいいし」と、
 うまくいかないことを前提に開発を続けていたのでした。
 どうしたってレトルトはレトルトですから、
 どこそこの牛肉を使おうが、何十時間も煮込もうが、
 何十種類のスパイスを使おうがねぇ…と思ってました。
 しかし、開発中「意外といいもの」ができてしまって、
 そこからちょっと発想を転換させたら、偶然のように、
 このレトルトカレーが完成してしまったのです。
 知り合いや、乗組員たちや、開発のじぶんたちが、
 これほどはっきりと「うまい」と言ったのですから、
 「ついに(運よく)できました」…でした。 
 そして、今回の丸の内での「実際に食べてもらう」、
 「先行販売する」という段階にきたのでした。
 そしたら、なんと、やっぱり幕開けから大人気。
 カフェで食べてくれた人は、いくつも買って帰る。
 お試しで買って帰った人は、翌日にまとめて買いに来る。
 そういう状況に、あっという間になってしまいました。
 売り場の数も急遽増やしたけれど、どんどん売れる。
 自信はあったし、売れるぞぅとたのしみにしてたけど、
 いやぁ、これほどだとは思いませんでした。
 丸の内での「第4回生活のたのしみ展」は、もしかして、
 「カレーの恩返しカレー」のための舞台だったのか?

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
ごめんね、急激な人気ぶりで、ちょっと浮かれているかも。


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