この記事「天使を呼び出す事は可能なのか?」と、この記事「天使と人間の立場の違い」で、人間が天使を呼び出せる事はあり得ない事をご説明しました。
そしてもし、そうした儀式によってやって来るような者は、低級霊(小悪魔)だけである事もお伝えしました。
しかし、幾ら低級霊だと言っても、霊者は霊者。
霊者の中では低級だとしても、一段階下の生物である人間よりはよっぽど高等な生物なのです。
これは例えるのならば、ブタとか牛が、
「ブーブー」
とか、
「モーモー」
と鳴いて、人間を呼び出した挙句、自分達がまるで主人のように、そしてその人間を召使のように扱う事を意味します。
どうですか?
どう考えても不自然ですし、おかしい事だと言えるでしょう。
では、何故そうした低級霊は、たかが人間の儀式によって呼び出され、人間の命令に従うのでしょうか?
これには幾つかの理由があります。
それを今回は考慮しましょう。
1、天使を愚弄出来る。
それら低級霊は、堕天した者たちです。
しかもスピリチュアルの頂点にいらっしゃる方(以下神とします)の支配を望まず、自ら出て行った強者ではありません。
いつの間にか天での居場所を無くし、追い出されてしまった無能な者達です。
そのような者達が、人間が大天使を呼び出す儀式をした際に、わざわざ人間の前に現れる。
この行動によって、大天使なんてたかが人間が呼び出しただけで、ホイホイと現れるような他愛も無い者だと言っている事になります。
言わばその行動によって、自分を見下している天使を逆に見下す事が出来ると言うわけです。
2、崇拝行為を求めている。
堕天した者が最も望む事。
これは神だけが得る権利を持たれる、他者からの崇拝行為です。
天とは、神を頂点とし、その他の者は神だけを崇拝する、所謂「独裁制」です。
神の持たれる力や知恵、愛といった優れた特質を発揮する事は、被造物(つくられたもの)には不可能な事ですが、崇拝は単なる票集めなので、自分を崇拝してくれる者がいれば、神の真似事をする事は可能です。
天使を呼び出し使役しようとしている人間ではありますが、祭壇を作り、お香を焚いたり、エッセンスやアロマなどを用いて、霊者に対して崇拝行為をしています。
その人間からの崇拝行為、これを得る事により、低級霊は自己承認欲求を満たすと同時に、その瞬間、神と同等の立場になるのです。
3、悪魔候補生を育てている。
堕天使は、悪魔と呼ばれます。
悪魔は、現在は罰せられず、神によってその存在を見過ごされています。(この理由に関しては、いずれ説明します)
悪魔が夢見ている事。
それは、神と天使を抹殺し、自分達だけの楽園をつくる事です。
それには、悪魔の頭数が多ければ多い程有利になりますから、人間が死んだ後、肉体から離れた霊が、自分達の側に就く事を望んでいます。
スピリチュアル系ブロガーがしているような行為。
つまり天使を呼び出す行為は、実は悪魔崇拝なのです。
ご本人たちは、天使を呼び出し、天使を崇拝していると思い込んでいますが、これまでの記事でご説明した通り、実際に呼び出しているのは悪魔だからです。
これは神や天使たちにとっては、大変忌むべき行為ですし、死後罰せられます。
罰せられた彼らに、天での居場所があるわけはありません。
再び物質的な命に生まれ変わるか、悪魔になるしか無いのです。
死んで人間よりも一段階上の生物になったのに、あえて再び一段階下に行きたいとは普通は思いません。(これは私達が、明日から犬とか猫とかになれと言っているのと同じです。嫌でしょう?)
ですからそうした者達は、死後悪魔になるのです。
他にも理由はあるかも知れませんが、思いつくままざっと説明して来ました。
低級霊が、天使の振りをして人間の前に現れる。
これには、
1、天使を愚弄している。
2、崇拝行為を求めている。
3、悪魔候補生を育てている。
と言った理由がありました。
私は何度でも言います。
天使を呼び出す行為は、大変危険です。
興味がある方は、決して手を出してはいけません。
もしこれまでに、知らずにして来た人は、今すぐやめた方が良いかと思います。
まあ、将来悪魔として、神と天使に背きたいのならばご自由にどうぞ。
私には、あなたの行動の自由を奪う権利はありません。