- 2019-4-19
情報戦が激化した世界で生きるスパイ・通称「サクラ」の候補生たちの姿を描いた「メサイア」シリーズの最新作「メサイア –黎明乃刻-」が、9月5日より東京と大阪で上演されます。
今作は、3年に渡り描かれてきた刻シリーズがついに完結。そして、シリーズ全作の演出を担った西森英行さんと、脚本を担当した毛利亘宏さんが本作で「メサイア」シリーズを卒業することが明かされました。
2019年2月から3月にかけて上演された、サクラの敵である北方連合にスポットを当てた『メサイア トワイライト ―黄昏の荒野―』から続くストーリーとなる本作で、W主演を飾るのは、小暮洵役の橋本真一さん&雛森千寿役の山本一慶さん。
スマートボーイズでは、シリーズ完結作を飾る2人の主演・橋本さん&山本さんを直撃。SPインタビューとして、【前編】【後編】の2回に渡りお届けします。
【前編】では、最新作への意気込みや2人の「メサイア」並みの強い関係性について語っていただきました。
――2017年から続く「メサイア」刻シリーズがついに完結を迎えますね。最後は、おふたりが演じる小暮と雛森にスポットライトが当たります。
山本 2人の回で刻シリーズ最後を飾れるというのはありがたいです。楽しみだなっていう気持ちでいっぱいですね。
橋本 そうだね。最後ってことで、お客さんの思いも乗っかってくると思います。毛利さんと西森さんもこれで卒業ってことなので、おふたりも熱い思いを作品に入れ込んでくださると思っています。きっと、たくさんの人の思いが凝縮された作品になるんじゃないかなと。
――おふたりとも、気合が入っていますね。前作「メサイア トワイライト -黄昏の荒野-」の印象的なエピソードもお聞かせください。
橋本 僕としては、雛森と一緒にいない時間、一慶と一緒にいない時間が多いのが、「黄昏」全体を通しての印象。
山本 俺も1人で奮闘してるな~っていうのが一番かも。小暮の安否も気にしつつも、北方側のサリュート(山田ジェームス武さん)と手を組んで戦うのは新鮮でもあるけど、そこにサクラ候補生は誰もいなくて。改めて、今までみんなに支えられている部分だったり、誰かが隣にいる大切さだったりを痛感させられた舞台でしたね。
――メサイアと離れ離れで、さぞ淋しかったのでは?
橋本 ですね!(笑)
山本 俺も淋しかったもん。
橋本 小暮として受け入れられない所というか。北方の衣装を着ている時に雛森……っていうか一慶の隣に行くのが、なんか違和感を感じたというか。なんだろう?
山本 ちがうなー感?
橋本 うん。役としてね。でも、そういう風になっている自分も悲しかったけど。いつもと感覚が違うステージだったなって思いました。
――「黎明乃刻」はその続きから語られるのでしょうか?
山本 小暮は北方側で、2人は離れ離れになっている状況から始まるかと思います。それがどう今後展開していくのか。2人の過去もあまり明かされてないので、過去も紐解きながらなのかな。最終的にどうなるかわからないですけど、約2時間半の舞台で終着点に向かうのはすごく難しいし、大変な作業になることでしょう! 今のうちにお客さんにも、こうなのかああなのかっていっぱい考えてもらって。その答えが1個キレイに出て、スッキリ刻シリーズが終わるっていうのを迎えられたらいいなって。
橋本 うんうん。ワクワクが大きい気がしますね。
山本 過去が描かれていないぶん、たくさん話し合いを重ねてたので、そこでの答えも出るっていう。僕ら自身も楽しみだよね。
橋本 僕らが一番期待してるんじゃないかな! 実ればいいなって。僕らが今まで作り上げてきたことや思い、エネルギーをしっかり乗せられるものだったら……!ってね。
山本 なんなら、それを越えてきてほしいよ。そう考えると、きっと今頃脚本を書いているであろう毛利さんはすごくプレッシャーなのかもしれないですし、大変な作業をしているんだろうなって思います。僕らはそれを信じて、ご期待に応えらえるように頑張りたい。
――2人は「メサイア」共演から2年以上が経ちますが、その間、2人の関係性に変化はありましたか?
橋本 変化というより、深まっていってる感じ。
山本 もちろん、最初は今ほど理解し合えてはいない部分はありましたけど。過ごす時間も長くなって、信頼関係も生まれていますし、大切な友達にもなってます!
橋本 台本にない所を本人同士で埋めていったりして、2人で深めてきたものがありますね。
山本 反映されてるよね。俺らの絆が深まれば深まるほど、直接は描かれていない雛森と小暮の信頼関係も滲み出てくる。お互いが仲良くなるきっかけのシーンもないまま、ここまで来て、しかも「黄昏の荒野」では北方と日本で敵対しちゃうっていう、苦難を強いられてる2人。そのぶん、いっぱい話し合って、ステージ上で表現しきれていない部分を作っていってる。そこが俺らの強み!
橋本 「黄昏の荒野」では、小暮のセリフを変えさせてもらったりもしてて。雛森と小暮というか、一慶と僕との関係性がなかったら、台本通りに言っていたと思うよ。
――その場面というのは?
橋本 ヘリを追撃されて瀕死で出てきたとき。(石渡真修さん演じる)穂波葉礼に「そんな状態で犬死するだけだ」って言われて、「僕は無駄死にするつもりはありません。死ぬなと言ってくれた人がいるから」って言ったんです。その「死ぬな」って言ってくれたのが……。
山本 俺でーす!
橋本 「月詠乃刻」のときに言ってくれたね。だから、その雛森の言葉を糧に、今は生きているっていうセリフになっています。でも、もともとそこは「無駄死にしてもいいんです。僕なんかどうせ死んでもいい人間なんです」っていうセリフだったんですよね。雛森に対しての思いが、このセリフにはない気がして。
山本 「月詠乃刻」での雛森の気持ちが空振りになっちゃうんだよね。
橋本 そうそう。僕と一慶の関係がなければ、たぶん、違和感を感じなかったのかもしれない。けど、前回、雛森が言ってくれたことを、小暮がどう受け止めたか。僕としてはすごく心に来たので。セリフもだし、お芝居をしてて刺さったものがあったから。だから、「ここはこういう言葉にしたいんですけど…」って、西森さんに相談させていただきました。きっと僕らじゃなかったら、そういうセリフの変更もなかった。2人の関係性がいい方向に、役にも出ているんじゃないかな。
――おふたりでないと、できないことですね。
山本 そうですね。俺らの絆を反映させてくれるのが、「メサイア」なんだと思います。
【後編】へ続く
スタイリスト:越中春貴(atelier RIM)
ヘアメイク:工藤聡美
※「山本一慶 ファースト写真集 IKKEI」が、山本一慶さんの誕生日の6月1日に発売! 発売記念握手会が6月1日池袋、6月2日新宿、6月9日大阪・名古屋にて開催! 発売記念トークイベントが9月28日開催!
☆Information
舞台「メサイア -黎明乃刻-」
日程・会場
東京:2019年9月5日(木)~9月8日(日)シアターG ロッソ
大阪:2019年9月14日(土)~9月16 日(月祝)メルパルクホール
原作・ストーリー構成:高殿円「MESSIAH 警備局特別公安五係」(講談社刊)
脚本:毛利亘宏(少年社中) / 演出:西森英行(Innocent Sphere)
【出演】
橋本真一、山本一慶 / 長江崚行、近藤頌利 / 小谷嘉一、石渡真修、三原大樹、/
山崎大輝、菊池修司 //大高洋夫 // 村上幸平、輝馬 / 内田裕也 // 藤木 孝 ほか
【一般販売・発売日】
東京公演5月11日(土)
大阪公演5月11日(土)
【席種・料金】全席指定\8,500(税込)
【受付先】
東京公演
・電子チケットぴあ
TEL:0570-02-9999(Pコード:493-035)
http://w.pia.jp/t/messiah-reimei/
・ローソンチケット
TEL:0570-084-003(Lコード:36616)
https://l-tike.com/messiah-reimei/
・e+(イープラス)
https://eplus.jp/messiah_reimeinotoki/
大阪公演
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TEL:0570-084-005(Lコード:57159)
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・CNプレイガイド
TEL:0570-08-9999(10:00~18:00)
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≪公式サイト≫
http://messiah-project.com/reimei/
≪公式Twitter≫
@messiah_project
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