「前作では、セリフを変更させてもらいました」(橋本さん)
――メサイアとして小暮・雛森ペアの関係は、任務上のパートナーとして適度な距離感を保っているようにも見えますが、お二人はその関係をどのように捉えていますか?
山本 僕は見せていないだけで、雛森と小暮には、最初から何か深いものがあるんじゃないのかなって思います。僕たち自身も、芝居を作っていく中ではそういう部分を話し合いながらやってきましたし、演じている側としては、あんまりドライな感じはないですね。
橋本 このペアに関しては、表立って描かれてきたストーリーが少ない分、観ている方にはドライに感じる部分もあるとは思うんです。ただ意識的なのか、無意識なのかはわからないですけど、役者同士はそこを埋めるために話し合いをしてきましたし、だからこそ僕たちはドライな関係ではないと強く思っているんですよね。
山本 他のペアは何かある出来事があって、そこで共感しあって、絆が深まって、っていう形かもしれないけど、俺たちは元から何かつながりがあるというか。そもそも一嶋に対してのどこか反発する感情とか、そういう共通する部分もあってペアを組んでいるところもあるので、そこから絆が生まれた方が俺は深い関係になれるんじゃないかなって思っています。
橋本 そういえば僕も、舞台『メサイア トワイライト -黄昏の荒野-』(以下、『黄昏の荒野』)の脚本をもらった時に、小暮のセリフで「雛森に対して、なんだかドライだな」って思った部分があって。
それはやっぱり、今までのストーリーで描かれてきた部分では、僕ら以外の人たちには「あぁ、そういう風に見えているんだな」って感じたところでもあったんです。でも僕にとっては、小暮と雛森の関係として違うなと感じる部分があったので、西森さんともしっかりと話して、セリフを変更させてもらいました。
――それは、どんな言葉だったんですか?
橋本 小暮のセリフで、「死ぬなと言ってくれた人がいるから、僕は無駄死にはしません」という部分なんですが、変更前は「僕なんて、死んでもいいんです」って言っていたんです。それだと、小暮がこれまでと変わっていないんじゃないかと感じて……。
僕は、その前に一慶が演じる雛森から「死ぬなんて言うな」と言われたことを、きちんと小暮の中に残しておきたかったというか、それで変化した小暮を見せたいなという思いがどうしてもあって。だから皆さんが思っている以上に、僕らの中ではこの2人の距離は近づいているんじゃないかな。
山本 僕は見せていないだけで、雛森と小暮には、最初から何か深いものがあるんじゃないのかなって思います。僕たち自身も、芝居を作っていく中ではそういう部分を話し合いながらやってきましたし、演じている側としては、あんまりドライな感じはないですね。
橋本 このペアに関しては、表立って描かれてきたストーリーが少ない分、観ている方にはドライに感じる部分もあるとは思うんです。ただ意識的なのか、無意識なのかはわからないですけど、役者同士はそこを埋めるために話し合いをしてきましたし、だからこそ僕たちはドライな関係ではないと強く思っているんですよね。
山本 他のペアは何かある出来事があって、そこで共感しあって、絆が深まって、っていう形かもしれないけど、俺たちは元から何かつながりがあるというか。そもそも一嶋に対してのどこか反発する感情とか、そういう共通する部分もあってペアを組んでいるところもあるので、そこから絆が生まれた方が俺は深い関係になれるんじゃないかなって思っています。
橋本 そういえば僕も、舞台『メサイア トワイライト -黄昏の荒野-』(以下、『黄昏の荒野』)の脚本をもらった時に、小暮のセリフで「雛森に対して、なんだかドライだな」って思った部分があって。
それはやっぱり、今までのストーリーで描かれてきた部分では、僕ら以外の人たちには「あぁ、そういう風に見えているんだな」って感じたところでもあったんです。でも僕にとっては、小暮と雛森の関係として違うなと感じる部分があったので、西森さんともしっかりと話して、セリフを変更させてもらいました。
――それは、どんな言葉だったんですか?
橋本 小暮のセリフで、「死ぬなと言ってくれた人がいるから、僕は無駄死にはしません」という部分なんですが、変更前は「僕なんて、死んでもいいんです」って言っていたんです。それだと、小暮がこれまでと変わっていないんじゃないかと感じて……。
僕は、その前に一慶が演じる雛森から「死ぬなんて言うな」と言われたことを、きちんと小暮の中に残しておきたかったというか、それで変化した小暮を見せたいなという思いがどうしてもあって。だから皆さんが思っている以上に、僕らの中ではこの2人の距離は近づいているんじゃないかな。
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