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【競馬・ボート・競輪】

[競馬]フローラS 重賞初挑戦も不安なし エアジーン、動き軽快

2019年4月19日 紙面から

ウッドチップコースで追われるエアジーン=美浦で

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 オークストライアル「第54回フローラS」(GII・21日・東京・芝2000メートル、2着まで優先出走権)に出走するエアジーンが18日、美浦Wで軽快な動きを披露し、状態の良さをアピールした。キャリアは浅いとはいえ、ここまで3戦2勝。ハービンジャー産駒の素質馬が、重賞初挑戦V&オークスの権利取りへ、静かに闘志を燃やしている。

 目立つ時計ではないものの、動きの良さは目を引いた。エアジーンは美浦Wで単走で追われた。時計は4Fから55秒3-39秒9-13秒3。最後まで馬なりのままで派手なパフォーマンスではなかったが、フットワークに切れがあり、好ムードを漂わせていた。

 森助手も納得の表情だ。「今回は放牧明け3戦目。それほどやる必要はないので」と意図を説明した上で、「前走の疲れはないですし、いい状態をキープしています」と出来の良さを強調。「落ち着きが出てきましたね」と精神面での成長を感じていた。

 デビューから3戦2勝と高い能力を示している。昨年9月の新馬戦を勝った後に約5カ月休養。休養明けの2走前は4着だったが、1回使われて前走のミモザ賞は正攻法の競馬で勝利。着差以上に強い内容だった。これまでの3戦はいずれも中山で、今回は初の東京コースとなるが「距離は前走で経験していますし、長くいい脚を使うタイプなので合うと思っています」と不安な点は何もない。

 重賞初挑戦に「素質はここでも見劣らないですし、大きな舞台へ行ってほしいと思っています」と簡単に引き下がるつもりはない。昨年、このレースをサトノワルキューレで制したM・デムーロを背に、タイトルとオークスの切符を勝ち取る。 (美浦取材班)

 

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