オードリー春日、同い年クミさんと結婚へ　番組企画で求婚　11年愛実った

　お笑いコンビ「オードリー」の春日俊彰（４０）が、東京都内のドッグカフェ勤務の一般人女性クミさん（４０）と婚約した。１８日放送のＴＢＳ系「ニンゲン観察バラエティ　モニタリング」の緊急生放送（午後８時）で発表した。２人は２００８年４月、同期芸人の「どきどきキャンプ」佐藤満春（４１）の紹介で知り合い、１１年間ひそかに愛を育んできた。３月２５日、春日は長年待たせたクミさんへ謝罪の手紙を朗読した上で涙の“プロポーズ大作戦”を成功させた。

　「春日のここ、空いてますよ！！」。彼女募集をネタにしてきただけに、本当の恋人の存在をはぐらかしつづけた春日が、不惑を迎えてついに決断した。

　２人の出会いは１１年前。佐藤と春日が食事をしていた際、佐藤の友人だったクミさんが合流。ショートカット美人に春日は「見た瞬間にドンピシャで私のタイプだと思った」と述懐する。会話をしながら意気投合し、めったに自分から連絡先を聞かない春日が珍しくアクションを起こした。

　すぐに交際に発展した２人。まもなくしてオードリーは「Ｍ－１グランプリ」で準優勝した。売れっ子芸人との交際に自信をなくしかけたクミさんに、春日は「誰が何と言おうと、春日の気持ちは変わりませんよ」と断言し、ひそかに愛をあたためてきた。

　今年の初め。「モニタリング」の廃品回収企画で相方の若林正恭（４０）が軽トラックを運転している最中に「一等地に住みたい」と春日がポツリ。理由を聞く若林に「やっぱ結婚するからね」とサラッと打ち明けた。これがきっかけとなり、春日の「プロポーズ大作戦」と題した（秘）企画が始まった。

　相方の若林には東京・銀座で婚約指輪選びに付き合ってもらった。倹約家として知られる春日だが、一世一代の大勝負のために大奮発した。また、クミさんが春日にホレ直してもらうため、人気デュオ「ゆず」も緊急参戦。プロポーズ当日に代表曲「栄光の架橋」を春日がピアノ演奏し、ゆずが同曲を歌う夢のコラボを買って出た。

　そして迎えた３月２５日。春日からレストランに誘われたクミさんは、スタッフの誘導で別の会場へ。正装で登場した春日が「今日は見てもらいたいものがある」とゆずの２人を呼び込んだ。悪戦苦闘を重ねたピアノは過去最高の出来。「すごい！」を連発したクミさんの目から涙があふれた。

　クミさんが理想としていた教会に移動し、春日は手紙を朗読。「結婚で何かが壊れてしまうのが恐かったのです」と正直な胸の内を明かした上で涙を流しながら「長い間、待たせてごめんね」。そしてポケットから指輪を取り出して「結婚して下さい、お願いします」とプロポーズした。

　「はい、喜んで。１０年待ったかいがありました」とクミさん。会場に潜んでいた相方の若林も鼻水と涙を流して喜んだ。

　春日は今年２月１５日発売の写真週刊誌「フライデー」でクミさんの実家への“極秘お泊まり”をキャッチされていた。クミさんが４０歳の誕生日に勤務を終えた後、ケーキを買って実家に帰宅。その約４時間後に春日が訪れて、そのまま一夜をともにしたという。

　同誌がクミさんの父親に直撃取材したところ、「もう（春日が両親に）あいさつは済ませているから」などと答えており、ゴールインは近いとみられていた。

　これまで、春日はクミさんについて「一方的に狙っているオンナがいる」という表現でごまかしてきた。翌１６日、春日はニッポン放送「オードリーのオールナイトニッポン」で「見出しが違うんだよね。『結婚決めてる』って書いているけど、『狙っている』だからね。狙っている女の実家に泊まっているは本当。頻繁によ」と語っていた。

　春日は番組の放送終了後、東京・赤坂の同局で婚約会見を行った。一問一答は以下の通り。

　－手紙は

　（若林）めちゃくちゃ泣いてましたね。今見たら。いい手紙でしたからね。５、６時間はかかった。でも、そのうち４時間はゲームしてました。

　－生活費はいくら渡す

　６万円くらいかな。

　－指輪を選ぶ時は

　あれ実際は２時間半くらいかかってますからね。金額と１０年待たせたことを考えていた。

　－約束事は

　誕生日とかクリスマスとかね。プレゼントは新品でも中古でも変わらないじゃないですか。ネットで買ってもらって後からこちらからお金を渡すことはありました。

　－好きな手料理は

　ネギ塩。タンとかに乗せるやつ。肉に乗せて食べたのでね。うまかった。

　－婚姻届はいつ

　令和にするのか平成にするのか…まだはっきりとは決めていないですね。