ロッテが今季初の3連勝。1-1の3回、角中と加藤の適時打などで4点を勝ち越し。先発の二木は5イニング2失点で2勝目。6回以降は4人の継投で追加点を許さず益田が3セーブ目。ソフトバンクの武田は3イニング5失点で初黒星を喫した。
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最下位ロッテが3戦連続で昨季王者のソフトバンクに土をつけた。投打がかみ合い、今季初の3連勝。2014年から5年連続負け越している難敵相手に、今季は早くも5勝1敗と絶好調だ。
反転攻勢の要因は不安定だった投手陣の奮起だ。今カードまで先発に白星がついたのはわずか1試合。だが今季初の同一カード3連勝ともなったこの3連戦、すべて先発投手に白星がついた。
初戦の涌井は圧巻の無四球完封。続く岩下は6イニングを1安打無失点と好投した。この日は二木が5イニングを5安打2失点。今季本拠地初登板で「フォアボールがなかったのがよかった。何とか崩れずに粘ることができた」と振り返った。救援陣も2戦連続で無四球&無失点リレー。「今は投手陣がしっかり試合をつくってくれている」。井口監督は復調した投手陣に安堵(あんど)の笑みをこぼした。
次戦は20日からホームで日本ハムと2連戦。勢いづいたチームが前回敵地で3連敗した借りを返せるか。 (小林良二)