十月二十七日に開かれる第五回金沢マラソンに向け、石川トヨタハートグループは十七日、組織委員会の事務局に役立ててもらおうと、大会のロゴをあしらった乗用車一台を貸し出した。

　車は七人乗りの白いワンボックス車。両側面に大会名と開催日、ロゴが書かれ、加賀友禅の「加賀五彩」をイメージしたえんじ色で疾走感ある模様を施した。背面には加賀藩前田家の梅鉢紋をデザイン。ナンバーも開催日に合わせて「１０２７」とこだわっている。

　今後は組織委員会の会長を務める山野之義市長の県外出張や、事務局が他のマラソン大会を視察する際などに使用し、金沢マラソンをＰＲする。

　披露式典が市役所前であり、グループの石川トヨタ自動車、ネッツトヨタ石川、トヨタレンタリース石川の架谷（はさたに）洋司社長は「自分も二年前からランナーとして参加し、楽しい大会。いろんな所で宣伝して盛り上げてほしい」と話した。山野市長は「県内外に発信し、多くの市民と力を合わせて大会に取り組む」と意気込んだ。

　同グループは大会に協賛しており、第一回から毎年車両を貸し出している。この日は、市内の小学校の新入生用に反射材四千二百五十個の寄付もし、山野市長から感謝状が贈られた。　（堀井聡子）