今回は久しぶりにtipsネタです。
これはWindows7だけでなく、8.1や10でも使えるテクニックかと思います。

というのも、つい先日すごく焦るできごとがあったんです。
それは

ノートパソコンにLANケーブルを接続してもネットに繋がらない

という現象でした。

無線でもネットに繋げたりしているんですが、普段デスクの上ではケーブル接続で使用しています。
スピードや安定感では、やはり有線の方が無線よりは上ですからね。

で、いつもどおりケーブルを接続してWindows 8.1を立ち上げると

LAN1-1

なぜか画面右下には無線で接続しようとするようなアイコンが。
通常だと

LAN1-2こんな感じで、イーサネットのアイコンが表示されますもんね。

ネットワーク接続を見てみると

ネットワークの設定がおかしくなってしまっていたりしてネットに接続できなくなる可能性はあります。
そこでネットワーク接続の画面を見てみました。

Windows 8.1だと、左下のスタートボタン上で右クリックをすると

LAN1-3

こんな風にメニューが出てきます。
その中に”ネットワーク接続”ってのがあるので、それを開いてみました。
すると

LAN1-4LAN端子にちゃんとLANケーブルが接続されているにもかかわらず

ネットワークケーブルが接続されていません

とのメッセージが。

そこで、以下のことをまず確認しました。

①ちゃんとケーブルがLANポートに刺さっていること
②別のLANケーブルに変えても動作しないこと
③他のコンピューターを持ってきて、繋がらなかったLANケーブルを接続すると、ちゃんとネットワークにつながること

これで一応ケーブルも壊れていないし、ネットワーク自体の調子が悪いわけでもないことが確認できました。

うーん、一体どうなっているのか???

困った時は復元しましょう

ひとつの可能性として

Windows updateなどでおかしくなったかも?

ってことが考えられます。
新しいドライバが入ったりした際に、それが競合して動かなくなることなども考えられるわけで。

そこでまずは

コンピューターの復元

を試してみました。

コントロールパネルを開いて

LAN1-8

 

カテゴリ表示になっている場合は、大or小アイコンでの表示されるように変更すると

LAN1-9

 

たくさんのアイコンの中に“回復”ってのがあるかと思います。
これを開くと

LAN1-10

 

システムの復元を開く

ってのがありますので、あとは指示に従って、過去に作成された復元ポイントの状態に回復させます。
だいたい何かおかしくなった時は、復元すれば復活することが多いですからね。
困った時はまずこれです。

さすがにこれで回復するだろう

と思ってたのですが、なんと

それでも復活してくれなかった

のでした。

パソコン自体の不調を疑って

となると、やはりパソコン本体の

LAN端子自体の不調

が疑われます。
そこで、まずはLANポート自体がちゃんと動いているかを確認することにしました。

デバイスマネージャーで開いてみると

LAN1-6

ちゃんとデバイスとしては認識されているし、動作もしているようです。
しかしネットワークと共有センターを開いてみると

LAN1-5うーん、やはり普段LANが繋がっていれば表示されるはずの

“イーサネット”

ってのが表示されていません。

次に考えたのは

LANポートのドライバを入れなおそう

ってことでした。

先ほどのデバイスマネージャーの画面で

Realtek PCIe GBE family controller

ってのを、右クリックしてドライバを削除してみました。

そして

ハードウェア変更のスキャン

で、再度ドライバを入れなおしてみました。
しかし状況は変わらず。

次にRealtekのサイトに行って

最新版の”GBE family controller”のドライバをインストール

してみました。

これでどうだ!と思ったんですが、これでも解決される様子は全くなし。

ここまでやってダメだとなると、もう半分お手上げ状態です。
本当にLAN端子自体が壊れてしまったのか、あるいは変なウイルスにでも感染してしまったのか…。

途方にくれながら、ネットでいろいろ検索していたところ

静電気によるトラブルもありうる

という話が。

こちらのブログによると

①パソコンの電源を落として、電源コンセントも本体から抜く
②電源の起動ボタンを5-6回、3-4秒おきにプッシュする

とのことでした。

正直なところ

こんなことで本当に直るのかなぁ??

と思いつつ、これでダメなら再インストールぐらいしか手段がないぐらい追いつめられていましたので、ダメもとでやってみました。

Powerボタンをポチポチポチと…

すると

LAN1-7なんと!!  LANポートが生き返って、イーサネットが復活

したのでした。

これには本当に驚きました。
まさかそんなことが原因でLAN端子が動かなくなることがあるなんて初めて知りました。

以前うちのデスクトップも、突然LAN端子を認識しなくなるトラブルに見舞われ、そのときは諦めて再インストールをしたのでした。
でも、もしかしたら今回みたいな方法で対応していれば、そこまでしなくても復活できていたのかもしれません。

まとめ

今回は、まさかのハードウェア自体の問題でLANが認識できなくなっていたのでした。
しかも静電気で動かなくなることなんてあるんですねぇ。

LAN端子が壊れてしまって動かなくなることも当然あるわけですが、そう考える前に、まずは非常に簡単にできる

電源ボタンポチポチ法

は試してみる価値はあるかと思います。

 

もちろん必ずしもこれが原因とは限らないので、これまで順にやってきたように

1. ケーブルが断線していないか
2. ルーターやモデム自体が壊れていないか
3. LANポートのドライバがちゃんと動作しているか

などを確認したうえで、

a. システムの復元をしてみる
b. LANポートのドライバを再インストールしてみる
c. 電源ボタンポチポチ法

と試してみてくださいね。

上記の何をやってもダメなときは

d. OSの再インストール
e. 修理に出す

となってしまうかもしれませんが、そこまで行く前に何とか修復できる可能性があるかもしれません。

あるいはLANポートをあきらめるのであれば、USB接続のLANアダプタを購入するという手もあります。
こんなのですね。

ただこれもUSBポートが1個消費されてしまうので、どうしようもないときの解決法の1つとしてです。

いずれにしても、すぐにあきらめてしまわずに、自分がやったようにまずはいろいろtryしてみてくださいませ。
無事に回復できることを祈ってます。

本日もありがとうございました。