昨年12月にファンの男性から自宅で暴行を受けたNGT48の山口真帆(23)が、21日に新潟市のNGT48劇場で行われるチームGの千秋楽公演に出演することが17日、公式サイトで発表された。山口が公の場に姿を見せるのは1月10日にグループの3周年イベントで騒動を謝罪して以来となる。
運営会社は現行の2チーム制(チームN3、チームG)をやめ、1期生と研究生に分けて再スタートを切るとしており、21日の公演は2チームの千秋楽(最終)公演として開催される。チームG副キャプテンの山口は夕方、人気公演の一つ「逆上がり公演」に出演する予定だ。
関係者によると、MCなどで山口本人が何らかの発言をするとみられるが「内容は不明」(同関係者)。卒業など自身の進退について触れる可能性もある。山口と距離があるとされるメンバーは同日の別の時間帯に出演する。
山口は1月の謝罪以降、姿を見せていない。運営側は2月に事件についての第三者委員会を発足させ、3月22日には新潟市内で調査結果の報告会見を行い、幹部がメンバーの関与を否定した。しかし、その会見中に山口が自身のツイッターを何度も更新。「なんで嘘(うそ)ばかりつくんでしょうか。本当に悲しい」などとリアルタイムで反論する異例の事態に発展していた。
NGTの劇場公演は騒動の影響で中止。テレビやラジオのレギュラー番組やCMが全て降板したほか、新潟市もPR活動での起用を見合わせるなど騒ぎになっていた。
【山口真帆暴行事件経過】
▼18年12月8日 山口が男性2人に暴行被害に遭ったとされる
▼同9日 新潟県警が男性2人を逮捕するが、のちに不起訴処分に
▼19年1月9日 山口がSNSで暴行被害とメンバーの関与を告白
▼同10日 山口が劇場3周年公演で騒動を謝罪
▼2月1日 第三者委員会を設置
▼3月7日 不適切行為のため、今村悦朗・前劇場支配人との契約解除
▼同22日 第三者委員会の調査報告書の説明会を実施も山口がツイッターで反論
▼同29日 AKSの幹部が新潟市に謝罪