ドバイターフを完勝し、華々しく海外デビューを果たしたアーモンドアイ(牝4歳、美浦・国枝)が、フランス「凱旋門賞」(GI・10月6日・パリロンシャン・芝2400メートル)への登録をしないことになった。オーナーのシルクホースクラブが17日にホームページで発表した。同レースへの1次登録は、18日がジャパン・スタッドブック・インターナショナル(JAIRS)への登録など、代行依頼の期限となっていた。
同ホームページによると、ドバイ遠征後の様子、長距離輸送での体調の変化などを精査した結果、凱旋門賞ではコース、距離、斤量と全ての環境がタフな条件になることなどから“ベストのレース選択ではない”との結論に至った理由をつづった。
当初は参戦に前向きだった国枝師も「秋華賞でもそうだったが、前走後も軽い熱中症のような症状が見られ、しっかりとケアしなければならなかった。そういったレース後の状況や斤量面、馬場などを総合的に判断しての決断です」と話した。
現在は福島県のノーザンファーム天栄で着地検査を行っている。次戦については未定だが「安田記念」が候補に挙がっており、秋には「ジャパンC」(GI・11月24日・東京・芝2400メートル)連覇を目指す可能性もある。