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【プロ野球】

広島の開幕からの連続カード負け越しは5でストップ 巨人に逆転勝ち

2019年4月18日 紙面から

巨人-広島 9回表2死二塁、石原が中前に勝ち越し打を放つ=リブワーク藤崎台で(平野皓士朗撮影)

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◇広島5-4巨人

 広島が逆転勝ち。2-4の9回無死一、三塁から菊池涼の適時二塁打や石原の適時打などで3点を奪い逆転。9回は中崎が踏ん張り3連敗を免れた。巨人は8回に丸の5号2ランで勝ち越したが、9回に抑えのクックが崩れた。

     ◇

 広島は4連敗中だった巨人を相手に今季初勝利。最後はチーム最年長の石原が決めた。9回に2点差を追いつき、なおも2死二塁の勝ち越し機。クックの直球を執念で振り抜いた打球が中前で弾む。一塁に到達すると、興奮を抑えながら拳を握った。

 「ガッツボーズ? 何も考えず自然と出ました。みんながつないでつないで、チャンスをつくってくれた。その前にキク(菊池涼)も同点適時打を打ってくれたし、何とか安打を打てるように頑張りました」

 その裏は、守護神の中崎が1死一、二塁とされながらも最後は陽岱鋼を二ゴロ併殺打に打ち取り、逃げ切った。2連戦を1勝1敗で終え、開幕6カード目で初めて負け越しを免れた。

 チームにとって価値のある1勝となった。開幕から、球団史上初の5カード連続負け越し。苦戦続きだったが、チーム最年長はどっしりと構えていた。「こういう時こそ、チーム一丸となってやらないといけない。それができていたチームだから」。プロ18年目。苦しい時代も、リーグ3連覇も経験してきたからこそ、一致団結の重要性を知っている。

 昨年までベンチにいた新井の姿はない。これまで公私ともに行動を共にしてきた。

 開幕直後、石原は「個人的にはさみしさはあるけど、みんな結果と成績で成長した姿を見せられたらいい」とナインの思いを代弁した。チームはなかなか波に乗れていないが、元気な姿を見せることで安心させたいところ。試練を乗り越え、このまま上昇気流に乗っていく。

 

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