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2019年4月18日 紙面から
中日-DeNA 3回表2死、神里を空振りの三振に仕留めほえる先発の山井(中嶋大撮影)=ナゴヤドームで
テンポよく、淡々とバットに空を切らせた。ベテランの風格漂う投球で2017年8月31日からDeNA戦で自身5連勝。「全体的にバッターの芯を外すことができていた」と持ち味を存分に発揮しての白星だった。
初回から不惑の奪三振ショーだ。先頭の神里を3球三振で切ってとると、2番・楠本はフルカウントから3球粘られるも9球目の143キロ直球で見逃し三振。初回から2つの三振を奪うと波に乗った。
5回には3つの三振を奪い、5回まで毎回の9奪三振。「(捕手の)大野のリードがよかったんじゃないですか」と謙遜するものの変化球を低めに集め、DeNA打線を翻弄(ほんろう)した。
今季3度目で初めてのナゴヤドームでの登板。今季から替わったメジャー仕様の硬いマウンドにも「全然気にならなかった」と言い切る。春季キャンプから同じ硬さに整備されたマウンドで投球を繰り返し、下半身の体重移動から指先に力を伝える感覚を確認。「やっぱりマウンドが替わって『投げられません』では悔しいんでね。投げられるように工夫して、対応できるようにしなきゃいけない」。本拠地での登板に向け、着々と準備を整えてきた成果の快投だった。
今季2勝目。ベテランらしい安定した投球に与田監督も「中10日という調整だったけどうまくコントロールしてくれた。さすがベテランという投球だった」とたたえた。
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