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走りだす 幼い日の情熱 穴水の吉村さん「ミニ四駆」展示

自慢のミニ四駆を並べ、魅力を語る吉村覚司さん=穴水町さわやか交流館プルートで

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来月まちゼミで製作・走行会

 穴水町大町の会社員、吉村覚司(さとし)さん(34)は十六日から、複合公共施設「町さわやか交流館プルート」で、趣味で集めたミニ四駆の展示会を初めて開いている。ミニ四駆に興味がある同志を増やし、町内をにぎやかにする大会を催したいと夢見る。五月末まで、観覧無料。

 ミニ四駆は模型メーカー「タミヤ」の商品で、電池を動力に走る自動車の模型。吉村さんは速さや、機体のデザインを競う大会で使った物や知人から借りた物など十五点を出展。走行が可能なコースの一部を置き、レース中の迫力ある様子を再現した。「かっこいいミニ四駆をいっぱい並べた」と胸を張る。

 小学生の時、五歳上の兄につられ、ミニ四駆を楽しむように。中学生になって一度、関心が薄くなったが、五年前、当時勤めた会社の同僚の影響を受け、趣味として再燃した。今はほぼ毎月、タミヤや愛好者が開く大会に出場している。

 「子どもの頃にあった地域のおもちゃ屋がなくなり、昔みたいに遊ぶことが珍しくなってしまった」と嘆く。しかし、ミニ四駆は過去に何度もブームを起こしており、面白さは揺るぎないと信じる。「展示会が盛り上がって成功すれば、大会を開きたい」と意気込む。展示会は施設内の穴水公民館が無償で貸し出す展示場で行っている。

 五月十五日スタートの行事「まちゼミあなみず」で吉村さんはミニ四駆の製作や走行を体験できる講座を開く。詳しくは後日配布されるまちゼミのパンフレットか、電話で確認する。(問)吉村さん0768(52)0002 (田井勇輝)

 

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