Yoshiaki Fukuda 福田圭晃 Diary

Yamanakako CT/Japan National Team U23/18y/o/Driving Car/photo

UCI Nation's Cup Ronde van Vlaanderen U23 レースレポート

UCI Nations Cup Ronde van Vlaanderen U23 

結果:DNF

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左から

・蠣崎選手/EQADS ・小野寺選手/那須BLASEN ・大町選手/GAVERZICHT

・福田(自分)/山中湖CT ・渡邊選手/POC Cote de Lumiere ・門田選手/ESEG DOUAI

計6人で出場した。

 

コースプロフィールは
スタート地点のOudenaardeから名称のMuur van Geraardsbergenを通過し

勝負所となる、Oude KwaremontPaterbergTaaienbergを通過し

またスタート地点のOudenaardeに戻ってき、一周約12kmの周回コースを一周してゴールする167kmで争われた。

 

レース前日のミーティングで渡邊選手、大町選手をエースにして、完走を2人出すとう作戦がでた。

その為に他の4人は2人の為になるように走る、サポートでいくという事だった。

また、73km地点のMuur100km地点のKanarieberg 115km地点のOudeを前で入る事が重要と告げられた。

 

長い時間ミーティングをしたものの、あまり納得がいっていない、不満が残るなどといった選手同士の重たい雰囲気を僕は感じた。

実際、僕はあまり納得していなかったし、『ん?』って思うところはあった。

簡単にいうと、矛盾している感じだ。完走率を上げる為に前にいろ、でもエースが落車やトラブルがあったら全員で下がって上げろ。言いたいことはわかるけれども、全員は言い過ぎだと僕は感じた、それは本当に完走率が上がるかと考えたら、そうではないかと思う。本当に優勝候補のチームがこのような動きをするのはわかると思う。このチームの状況下で考えたら、ある程度のエースは考えても固まるとかではなく個でもいいから常に前にいる事やその意識が大事だと思う。後半の大事な箇所にいた選手で連携などして完走を目指すのがベストorベターだと思った。

完走させるエースを考えたとしても、ここ最近走れていると僕自身思っていたのは

蠣崎選手だったので蠣崎選手が選ばれなかったのでびっくりした。

 

意見がかみ合わなかった時にそれが言えたかと言うと実際、僕の立場では言えなかった、そんな事はないのかもしれないけれども、その後の背景を考えるとどうしても力関係があると思う。これはとても良くない環境だと思う。確かにリスペクトはあって、とても大事な事だけれども年齢の差とかで意見を言いたくても言えない雰囲気を醸し出してるだけでもチーム一貫としてはダメだと感じた。

僕はジュニアの時は監督とのコミュニケーションが上手くて行っていた、それは意見を出し合えるし高すぎる理想ではなく僕らのレベルをしっかり理解してる上で的確なオーダーを出してくれていたからだ。

結局、作戦は変える事はなかった、、

 

 

 レース当日を迎え、念入りにアップをし寒かったのでホットオイルなどを塗るなどの対応をした、日本では寒いのに脚にオイルを塗る文化はないけれどこれはするとしないとじゃ大きな差だと思う。合わない人はいるけれども、使えるならどんどん使って行った方がいいと思う。

 

スタートは最前列で並ぶ事ができ、6kmのパレード後リアルスタートがかかり意外にもアッタク合戦になる。特にデンマークがアタックしていたので逃げたいのか潰しているのかと言う感じだったので様子見と言う感じだった。そうこうしてる間にフランス、アイルランドニュージーランドの逃げが形成される。

そこで集団は落ち着きを持つという形となった。


常に僕と小野寺選手は前にいる形で門田選手や蠣崎選手が大町さんの近くにいる事が多く、そんな中、渡邊選手が一向に見つからず探していると大町選手に落車したと告げられ、僕は小野寺選手に伝え、下がって引き上げるべきなのかと思ったが約30km地点にあるLippenhovestraat に向けての位置取りなどで激しくやっていたので、大町選手のポジションをあげる方が重要だと思った。

それに、チーム内ではもういないと考えていいと言われたので大町選手をサポートする形になった。

 

常に小野寺選手が前にいたので、みんな小野寺選手を目指す感じで前に上がっていくという形だった。

どちらかと言うと自分は後ろの方、前の方を行ったり来たり。常に大町さんがどこにいるか後ろ過ぎたら前にあげるなど、上がらなきゃダメですよと言ったりとあげれるスペースや余裕があれば後ろについてもらって上げるという形はあったがやはりみなスキルが高いわけではないので逸れてしまう、ずっとまとまって走ることが出来ないことが多かった。

 

45kmで渡邊選手がいることを確認し、再び2人エースというプランで続行になった。

 

フランドルのコースは平坦ステージと思いければ平坦は少なく常に登ったり下ったりしている、ちょこちょこ角度がある上り坂が出現する。

一度コースを試走出来ていたので、心配はなかった、そこはありがたい。

 

Muurから約10km前ぐらいから位置取りが激しくなると共に、アップダウンが目まぐるしく始まり少し下り基調になってMuurに入っていく。

アップダウンが終わるところで、渡邊選手から「自分はキツイからもう無視していい」と言われたので僕はすぐみんなに伝えた。

みんな大町選手を全面的に支える動きになりMuurを前で入れるためにデンマークがガチ引きするなか横から上がっていき入り口前のコーナーは前で入る事ができ、Muurは渡邊選手以外問題なくクリアする事ができた。

 

でも、Muurは序章にしか過ぎず実際はここからが勝負どころ。

常に集中しての走りになった。

 

しかし、Muurが終わった直後、大町選手が見当たらなく下がると集団最後尾にいた。

正直、もうヤバく、キツイと言う事でもう気持ちが折れてしまっていた感じ。

イケるのかはっきりしないまま、まだ前に上がっていく余力が残っていたが実際ムリそうだという感じ。

チーム員に大町選手はキツイらしいと伝えていく。

正直、日本チームはここでエース2人を失った。ここまで来たら11人が完走を目指しつつ、最初から調子がいい蠣崎選手だけでも完走を出させる動きに変わった。

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次に大事になるのが、100km地点のKanariebergまでのアプローチ区間10km。ダラダラと登り、平坦の補給所があり下ってからのアプローチが勝負どころ。

常に落ち着かない集団から大町選手の為に下がっていた状態から登りで前に行かなきゃいけなかったので正直辛かったですが、仕事なので蠣崎さんを連れて前に上がりKanarieberg10番目以内で入る事ができた。

Kanarieberg じたいはペースは上がらず通過するだけだった。

実際、蠣崎さんは足がありしっかりついてこれていたのでサポートしやすかった。

 

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115km地点のOudeに向けての位置取りはKanarieberg の順番のまま進み大通りに出てから激しくやり合い始めた。

蠣崎選手が埋もれていたので、後ろに付かせて下りで引っ張りあげてなんとか前で入る事に成功した。

エリートでいうセプファンマルクの様な引き、全力であげた。

ここでの位置取りはスプリント前の様な、体当たり図付きなんて当たり前、じゃないとすぐ被される。

 

Oudeは単純な力勝負で、これまでOudeを走ってきた中で1番辛かったです。先頭付近で入ったのでどんどん抜かされていきながら集団最後尾らへんでOudeをクリア。

もう足が千切れそうで進んでない感じがしましたが、帰ってからログをみると過去最速タイムでOudeをクリアしていました。(1分以上)蠣崎選手は集団の見えるとこには感じ。

Oudeからは大通りに出て、有名なPaterberg(最高斜度22%)に続く、なんとか集団最後尾で通過するものの下りからの平坦で遅れてしまいそこからのアップダウンで前の集団までは追いつくものの(蠣崎選手もここにいた)、また次の石畳で遅れ、千切れた選手同士でゴールを目指すもみんな一杯一杯や車に乗る選手などで結局は1人でゴールラインまで戻り周回を1周(12km)残してのDNFで終わりました。

 

確かに自分の足が及ばないのは承知ですが、もし仮に前半から足を使わず走れたのならば最低限のギリギリ完走は出来たかもしれない(完走する足)感覚、感触はありました。

しかし、エースが目まぐるしく変わる展開の中、前半から足を削ってた選手しかOudeまでに生き残れなかったの予想外、難しい展開でしたね。

まあ、僕は完走を目的に走る選手ではなかったのですが、コンディション的な面でよかったので悔いが残ります。

 

レース後のミーティングで、監督にエースの為に仕事をしなきゃ意味はないと言われた。それは十分わかっている、実際選手同士ではあの時ありがとう、やっぱあそこにいてくれてありがとう、などの感謝の言葉はあった。逆に情けなくて申し訳ないなどの言葉もあった。

 

 監督は前夜のオーダーとは別にレース前に厳しい事は言いたくはなかったから、今言うけれども現状チームの実力が低いのでなぜみんなで力を合わせて完走者を出せるか出せないかの話をした。その話の内容を聞いて、エースがどうこうとかではなく、内容、意味としてはわかったし理解はした。僕はその内容を聞いた瞬間、それはレース前にしっかり選手伝えなければならない内容だったと思う。その話を聞いていればもっとチーム一丸となっていたかもしれない。

 

僕はここから完走ではなく、戦える選手にならなければならない。

自分自身を見極め、トムGMとも協力して成長して行きたいと思う、引き続き応援宜しくお願い致します!

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U23、1年目の福田と小野寺選手です。

 

 

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